ナマズのルアー|トップで釣るための選び方と狙う時間帯を解説

夜の川で水面が割れたのに、ルアーには乗らない。
ナマズ狙いで最初にぶつかるのがこの空振りです。
原因は投げ方よりルアーの選び方にあることが多く、店頭でナマズ用として並ぶのは1/2オンス(約14グラム)前後の水面系ルアーと、太軸のフックを備えたモデルに偏ります。
同じ羽根付きに見えても、羽根の動き方と音の質で向く水面が変わり、フックの本数と太さでフッキングの結果が変わります。
本記事では、ナマズのルアー選びで差が出る軸・水面系4タイプの構造と向き不向き・重さ表記とロッドの合わせ方・買ったあとに交換する部品まで解説します。

アウトドア一歩 編集部
「アウトドア一歩」は、釣り・登山・雪山・海辺・BBQ・観察・クマ対策・ポータブル電源まで、アウトドアの道具選びを用途別にまとめるメディアです。メーカーが公式に公開している仕様を確認したうえで、何を見て選べばいいのかを整理してお伝えします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
ナマズのルアー選びは、水面で使うかどうかで最初に分かれます
マナマズは夜間や薄暮の時間帯に浅場へ出てくる魚として知られ、ルアー釣りでは水面を泳ぐタイプが定番になっています。
理由は魚の反応だけではありません。
水面のルアーなら、どこを通っているか、どのタイミングで出たかを自分の目と耳で確認できるので、次のキャストで通す位置を修正できます。
水面下のルアーだと、当たらなかったのか通す場所が違ったのかが分からないまま投げ続けることになります。
次に見るのがフックまわりの作りです。
ナマズは口が大きく硬い部分が多いため、水面を割っても針が掛からずに終わることが珍しくありません。
ナマズ用をうたうルアーは、太軸のトレブルフックや大きめのスプリットリングを付けた状態で売られていることが多く、フックが伸びにくい代わりに、それを貫通させられる強さのロッドとラインが前提になります。
三つ目は使う場所との相性です。
ナマズが着く場所は、水門まわり、テトラの際、水草やゴミが浮いた岸寄りといった障害物の近くに偏ります。
フックが露出したルアーではゴミを拾って泳がなくなるので、そういう場所ではフックが隠れる構造のものが要ります。
ルアー全般の重さやカラーの決め方はルアーの選び方で解説しています。
水面系ルアー4タイプの構造と音の違い
クローラーベイト(羽根モノ)
ボディの左右に金属やプラスチックの羽根を付け、その羽根が水を掻いて左右に揺れながら進むタイプです。
動きが遅く、一定のリズムで水を叩く音が出るので、ゆっくり見せたいときの基準になります。
羽根が大きいものは水押しが強く波立った水面でも動きが出ますが、そのぶん引き抵抗が重くなり、巻き続けると腕に来ます。
ノイジー
頭部のカップや金属プレートで水面を弾き、連続した音と泡を出しながら直進するタイプです。
クローラーベイトより速く引ける設計が多く、広い範囲を手早く探すときに使いやすい形です。
ただし引く速度が上がるほどルアーが浮き気味になるので、出方が浅くなって空振りが増えることもあります。
フロッグ
中空の柔らかいボディにフックを寝かせて抱き込ませた構造で、水草やゴミの上をすり抜けられるのが特徴です。
障害物の中を通せる代わりに、フックが露出していないぶん針掛かりは悪くなり、食った瞬間に合わせずに一呼吸置く操作が必要になります。
ボディが柔らかいので、噛まれた穴から水が入ったら中の水を抜いて使います。
スピナーベイト・バイブレーションなどの水面下タイプ
水面に出ない時間帯や、水温が下がって浅場に出てこないときに使われるのがこのタイプです。
ブレードが回るスピナーベイトは濁った水でも波動と光で気づかせやすく、バイブレーションは沈むぶん流れの強い場所で底近くを通せます。
当たりが目で見えない代わり、水面系が反応しないときの選択肢になります。
タイプ別|どんな水と時間帯に向くか
| タイプ | 動きと音 | 向いている場所 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| クローラーベイト | 低速で左右に揺れ、規則的な水音を出す | 流れが緩い水面、水門下のたまり | 1か所をじっくり通したい人 |
| ノイジー | 連続した泡と高めの音で直進する | 広い護岸沿い、流れ込み | 歩きながら広く探したい人 |
| フロッグ | 音は小さく、障害物の上をすり抜ける | 水草やゴミが浮いた岸寄り | 他のルアーが引っかかる場所を攻めたい人 |
| 水面下タイプ | ブレードの回転や振動で気づかせる | 深場、流れの速い区間 | 日中や低水温期にも竿を出す人 |
迷ったときはクローラーベイトから始めると、通した位置と出たタイミングを確認しやすく、次の1投で調整できます。
反対に、岸際が水草で埋まっている場所しか行けないならフロッグが先です。
水面が荒れて音が消される日は、音量の大きいノイジーに替えると届く範囲が変わります。
ナマズ用ルアーの重さ表記とロッドの適合
ルアーの重さはオンス表記とグラム表記が混在します。
1オンスは約28.3グラムなので、1/2オンスなら約14グラム、3/8オンスなら約10.6グラム、3/4オンスなら約21グラムです。
ナマズ用の水面系は1/2オンス前後から1オンス近くまでが多く、羽根モノは同じ重さでも空気抵抗が大きいため、数字よりも投げにくく感じます。
買い間違いが起きるのはロッドとの組み合わせです。
ロッドには「ルアーウェイト」や「Lure」として使用できる重さの範囲が印字されており、この上限を超えるルアーを投げると、キャスト時に竿が耐えられずに折れる危険があります。
反対に下限を下回ると竿が曲がらず、飛距離が出ません。
手持ちのロッドがバス用のライトクラスなら、1オンス級のルアーは載りません。
竿の表記の読み方は釣竿の選び方で解説しています。
ラインも合わせて考えてください。
太軸フックを硬い口に貫通させるには、伸びの少ないPEラインを使うか、ナイロンやフロロを太めにして力を伝える組み方が選ばれます。
障害物の際で掛けることが多いため、細いラインだと擦れて切れます。
ルアーとラインをつなぐスナップやスプリットリングも、ルアーの重さに見合った強度のものを選んでください。
ナマズ釣りで失敗しやすい選び方
いちばん多いのが、小さくて軽いルアーから始めてしまうことです。
3グラム前後の小型ルアーは投げるだけならできますが、フックが細くて掛かっても伸びやすく、そもそも一般的なナマズ用ロッドでは軽すぎて飛びません。
最初の1個を選ぶなら、1/2オンス前後で太軸フックが付いたものが扱いやすい範囲です。
カラーから決めるのも遠回りになりがちです。
ナマズ釣りは光量の少ない時間帯が中心で、水面に出るルアーは魚の側からはシルエットとして見えるため、色よりも音と動き、通す位置のほうが先に来ます。
ただし自分がルアーの位置を目で追えるかは別問題で、背中が白や蛍光色のモデルは暗い水面でも見つけやすく、通したコースを把握しやすくなります。
フックを自分でシングルフックに替える改造は、根掛かりは減りますが針の数が減るぶん掛かりも変わるので、まずは付属のままで使い、必要になってから検討してください。
なお、静かな釣りをしたい人や、ライトタックル一式しか持っていない人には水面系のナマズ狙いは向きません。
夜の川に立つ釣りでもあるので、足場が濡れた護岸やテトラに入るなら釣り用ライフジャケットとヘッドライトを先にそろえてください。
増水後の濁った日は無理をせず引き返す判断も必要です。
買ったあとに交換するのはフックとスプリットリング
ナマズのルアーで最初に消耗するのはフックです。
硬い口に何度も刺し、外すときにプライヤーで力を掛けるため、針先が鈍り、フックの軸が開くこともあります。
針先を爪に当てて滑るようになったら、同じサイズの太軸フックに交換してください。
フックだけ新しくしてもスプリットリングが伸びていれば同じ場所で外れるので、リングも一緒に見ます。
使ったあとの手入れは、淡水でも真水で流して泥や草を落とし、陰干しで乾かすところまでです。
ボディに付いた水分をそのままケースに入れると、フックとリングの金属部分が錆びます。
フロッグは中に水が入るので、ボディを押して水を抜いてから乾かします。
塗装の剥げは動きに関係しませんが、羽根の付け根が緩んだクローラーベイトは動きが変わるため、揺れ方に違和感が出たらそこを確認してください。
ナマズは餌釣りでも掛かる魚で、夜の川に置き竿を出していると同じ場所で食ってくることがあります。
同じ時間帯・同じ場所で狙う釣りの組み方はうなぎ釣りの仕掛けで解説しています。
よくある質問
バス用のルアーをナマズに使ってもいいですか
形が同じ水面系なら使えますが、フックの軸が細いモデルは伸びたり折れたりすることがあります。
バス用のトップウォーターを流用するなら、フックとスプリットリングを太軸・高強度のものに交換してから使うと安心です。
昼間でもルアーで狙えますか
狙う人はいます。
ただし日中は浅場に出てこないことが多く、水面系ルアーへの反応は落ちる傾向があります。
日中に竿を出すなら、日陰になる橋の下や水門周りを、沈むタイプのルアーで探す組み方が現実的です。
時間帯や水の状態で結果は大きく変わります。
ルアーは何個そろえれば足りますか
最初はクローラーベイトを1個と、水草が多い場所に行くならフロッグを1個で始められます。
障害物で失うことも考えると、気に入ったタイプが分かってから同じものを買い足すほうが無駄になりません。
ロッドとリールはナマズ専用でないと駄目ですか
専用品でなくても、ルアーウェイトの上限が使うルアーの重さを上回っていて、障害物から引き離せる強さがあれば使えます。
最初にそろえる一式の順番は釣り道具の選び方で解説しています。
まとめ
ナマズのルアーは、まず水面系か水面下かで分かれ、水面系の中では羽根の動きと音の出方で向く場所が変わります。
1/2オンス前後で太軸フックが付いたクローラーベイトが扱いやすい出発点で、岸際が水草で埋まる場所ならフロッグ、広く探すならノイジーという順で足していくと、手持ちが重複しません。
重さの表記はロッドのルアーウェイトと必ず突き合わせ、上限を超えるルアーは投げないでください。
ぜひ本記事のタイプ別比較表と重さ表記の見方を参考に、自分が通う川の水面に合う1個から選んでみてください。





