ハゼ釣りの仕掛け|ミャク釣りとちょい投げの違いと選び方を解説

ハゼ釣りの仕掛け売り場には、袖針(そでばり)3号、流線(りゅうせん)4号、ナス型オモリ1号といった表記が並んでいます。
このうちオモリの号は重さの表記で、1号=3.75グラムという換算が基準です。
ところがハリの号数は大きさを示す番号で、しかもメーカーと針の形ごとに基準が違うため、同じ3号でも実物の大きさは一致しません。
この2つを同じ数字として読んでしまうと、10センチのハゼの口に入らないハリを結んだり、流れに押されて底を取れないオモリを付けたりします。
本記事では、ハゼの仕掛けを作る3点の表記の読み方・釣り方別の号数の決め方・パッケージのどこを確認すればよいかを解説します。

アウトドア一歩 編集部
「アウトドア一歩」は、釣り・登山・雪山・海辺・BBQ・観察・クマ対策・ポータブル電源まで、アウトドアの道具選びを用途別にまとめるメディアです。メーカーが公式に公開している仕様を確認したうえで、何を見て選べばいいのかを整理してお伝えします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
ハゼの仕掛けはミチイト・オモリ・ハリの3点で決まります
ハゼの仕掛けを分解すると、竿から伸びるミチイト、沈めるためのオモリ、そしてハリの3点しかありません。
ハリを結ぶ短いイトをハリスと呼びますが、これもイトの一種なので、覚える単位は「号」だけです。
ただし号という文字は、この3点で意味が変わります。
オモリと天秤の号は重さ
オモリの号は重さの表記で、1号が3.75グラムです。
ナス型オモリの2号なら7.5グラム、ちょい投げで使うジェット天秤の8号なら30グラム相当という計算になります。
足元の岸壁を探るだけなら1号前後、竿を振って沖の砂地を探るなら5号から10号あたりが目安になるでしょう。
ガン玉や割ビシは号ではなくBやG2といった別の表記を使いますが、これも数字が示すのは重さです。
イトの号は太さ、ハリの号は大きさ
イトの号数は太さの規格で、ナイロン1号なら直径0.165ミリと決まっています。
強度を示すlb(ポンド)とは別の指標なので、同じ1号でもナイロンとフロロカーボンで引っ張り強度は違います。
ハゼ狙いならミチイトはナイロン1〜1.5号、ハリスは0.6〜1号で足ります。
一方でハリの号数は大きさの番号にすぎず、統一規格ではありません。
脈釣り・ウキ・ちょい投げで仕掛けの中身が変わります
同じハゼを狙っても、立つ場所によって仕掛けの形は3タイプに分かれます。
水深と、沖まで投げる必要があるかどうかで決めてください。
| タイプ | 仕掛けの構成 | 向いている場所 |
|---|---|---|
| 脈釣り(みゃくづり) | 延べ竿+ミチイト1号+小型天秤かガン玉+袖針3〜4号 | 足元から水深がある岸壁や桟橋。アタリを手元で取りたい人 |
| ウキ釣り | 玉ウキ+ガン玉+袖針3号 | 浅い河口や流れの緩い運河。アタリを目で見たい人 |
| ちょい投げ | 小型リール竿+ジェット天秤5〜10号+2本針の投げ仕掛け | 干潟や砂浜で、沖の駆け上がりを探る場合 |
迷ったら脈釣りが最も部品が少なく、仕掛けの全長も竿と同じか少し短いだけなので扱いやすいです。
なおウキ釣りを選ぶ場合、玉ウキの号数はオモリと違って浮力と大きさの目安を示す表記なので、そこだけは読み替えが必要になります。
ウキ側の号数とオモリの釣り合いはウキ釣りの仕掛けと浮力の選び方で解説しています。
竿の長さから先に決めたい場合は釣竿の長さと硬さの見方もあわせて確認してください。
季節と水深から号数を決める手順
号数は好みで決めるものではなく、狙う時期のハゼの大きさと、足元の水深と流れから逆算できます。
夏のデキハゼ狙い
6月から9月ごろは5〜10センチの小型が浅場に群れているので、ハリは袖針の2.5〜3号まで落とします。
オモリはガン玉や1号のナス型で足り、重くすると小さなアタリが手元に伝わりません。
餌のアオイソメも1センチ程度に切って、ハリの大きさに合わせてください。
餌の種類ごとの向き不向きは釣り餌の種類と選び方で解説しています。
秋から冬の落ちハゼ狙い
10月を過ぎると魚は15センチ前後まで育ち、深い場所へ落ちていきます。
ハリは袖針4〜5号か軸の長い流線針に上げ、ハリスも0.8〜1号へ。
オモリは水深と潮の速さしだいで2〜3号、投げるならジェット天秤の号数を上げます。
底が取れているかどうかは、着底後にイトを張って竿先が水面へ引かれるかで判断できます。
オモリを重くしても流されるなら、その日は場所を変えたほうが早いです。
同じ3号でもハリは別物|仕掛けが合わないと出る症状
ハリの号数がメーカーごとに違うのは、番号が形ごとの通し番号として付けられているからです。
袖針の3号と流線針の3号では、軸の長さもフトコロ(ハリの曲がりの幅)も一致しません。
そのため号数だけで比べず、袋の表面にある対象魚の表記と、ハリの実寸図を見て選ぶことになります。
完成仕掛けなら「対象魚:ハゼ・キス」「全長○センチ」「ハリス0.8号」がまとめて印刷されているので、そこを読めば号数を自分で組む必要はありません。
合っていない仕掛けは、症状で見分けがつきます。
ハリが大きすぎるとハゼが吸い込めず、アタリはあるのに乗らない状態が続きます。
逆に小さすぎれば飲み込まれ、ハリ外しなしでは外せなくなります。
オモリが軽ければ底を取れないまま流され、重すぎるとアタリが消えて根掛かりも増えます。
ハリスが太いと餌の動きが不自然になり、絡みも増えるので、細いほうから試すのが無難でしょう。
よくある質問
完成仕掛けと自作、どちらを選べばよいですか
最初の数回は完成仕掛けで問題ありません。
袋にハリの号数、ハリスの号数、全長が書かれているので、それを見ながら釣り場で号数の感覚をつかめます。
ハリだけ交換する使い方もできるので、同じ袖針の3号と4号を予備に持っておくと対応の幅が広がります。
ハゼ釣りにリールは必要ですか
足元を探る脈釣りとウキ釣りなら、リールなしの延べ竿で足ります。
干潟のように沖まで投げないと届かない場所へ行くなら、小型のスピニングリールが必要です。
番手の目安はリールの種類と番手の選び方で解説しています。
餌ではなくルアーでも狙えますか
小型のクランクベイトでハゼを狙う釣り方も広まっています。
ただし仕掛けの考え方が餌釣りとは別で、底を小刻みに探れる重さと潜行深度で選ぶことになります。
基本的な選び分けはルアーの種類と重さの決め方で解説しています。
まとめ
ハゼの仕掛けで覚える号は、重さを示すオモリの号と、太さを示すイトの号の2つだけです。
ハリの号数は統一規格ではないため、数字ではなく対象魚の表記と実寸で選びます。
あとは夏の小型なら軽く小さく、秋の落ちハゼなら重く大きくという方向に振れば、外れた組み合わせにはなりません。
道具を一式そろえる順番から確認したい場合は釣り道具の選び方と買う順番もあわせて読めます。
ぜひ本記事の3タイプの比較表と季節別の号数の目安を参考に、自分が立つ釣り場に合う仕掛けを選んでください。





