釣り針の種類とサイズ|対象魚に合う号数と形の選び方を解説

売り場の釣り針は、「袖3号」と「#6」が同じ棚に並んでいて、数字を見ただけではどちらが大きいのか分かりません。
和式の号数は数字が大きくなるほど針も大きくなり、ルアー用の#(番)は逆に、数字が大きくなるほど針が小さくなります。
同じ4号でも、袖針とチヌ針では大きさが違います。
号数は統一規格ではなく、同じ針型どうしを比べるための目安です。
本記事では、号と#の読み方・針型ごとの向き不向き・対象魚と餌から釣り針を決める手順を解説します。

アウトドア一歩 編集部
「アウトドア一歩」は、釣り・登山・雪山・海辺・BBQ・観察・クマ対策・ポータブル電源まで、アウトドアの道具選びを用途別にまとめるメディアです。メーカーが公式に公開している仕様を確認したうえで、何を見て選べばいいのかを整理してお伝えします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
釣り針の号数は、同じ針型どうしでしか比べられない
号は針の大きさを表す通し番号で、オモリの号やハリスの号のような換算の決まりはありません。
同じ針型のなかでは号数が上がるほど軸が長くなり、フトコロ(軸とハリ先のあいだの幅)も広がりますが、針型をまたぐと基準がずれます。
袖針の4号とチヌ針の4号を並べても、大きさは一致しません。
エサ釣り用は号、ルアー用は#と/0
エサ釣り用の針はほぼ号表記で、パッケージには「丸セイゴ13号」のように針型名と号数がセットで書かれています。
ルアー用のフックは#表記で、#12から#8、#4、#1へと数字が減るにつれて大きくなり、#1より上は1/0、2/0、3/0と数字が増える並びです。
数字の向きが表記ごとに逆になるので、号数だけを頼りに通販で探すと取り違えます。
ルアーのフックはルアー本体の大きさと重さで決まるため、ルアーの選び方で解説している重さの決め方を先に済ませたほうが早いです。
| 表記 | 数字が増えると | 主に使われる場面 |
|---|---|---|
| 号(エサ釣り用の針) | 針が大きくなる | 投げ、ウキ釣り、船の仕掛け |
| #(ルアー用フック) | 針が小さくなる | トレブルフック、小型ジグヘッド |
| /0(#1より大きい側) | 針が大きくなる | ワームフック、青物用のシングルフック |
| 号(ハリス・道糸) | 糸が太くなる | 針の号数とは意味が別 |
形の違いは、飲ませて掛けるか口先で掛けるかの差
針型の名前は形の名前で、どの釣りに向くかまで決まっています。
ハリ先が内側を向いた針は魚が飲み込んでから口の奥に掛かりやすく、ハリ先が軸と平行に近い針は口先での掛かりが早いです。
| 針型 | 形の特徴 | 向く釣り |
|---|---|---|
| 袖針 | 細軸で軸が長い | ハゼ、小アジ、タナゴなどの小物 |
| 流線・ケン付き流線 | 軸が長く、エサ止めのケンが付くものがある | 投げ釣りのキス、虫エサの通し刺し |
| 丸セイゴ | 軸が長めでハリ先がやや内向き | ちょい投げ、ぶっこみ釣りの万能型 |
| チヌ針 | フトコロが広く軸は短め | クロダイのフカセ釣り、練りエサ |
| 伊勢尼 | 太軸でフトコロが広い | 磯の大物、大きめのエサ |
| ムツ針 | ハリ先が大きく内向き(ネムリ) | 飲ませて掛ける根魚やアナゴ |
軸の太さと表面処理
同じ号数でも線径(軸の太さ)が違えば性格が変わり、細軸は軽い力で刺さる代わりに大物で伸びやすく、太軸は強度が出る代わりに刺さりにくくなります。
素材は高炭素鋼が主流で、ニッケルメッキや金メッキ、黒や赤の塗装は防錆と見え方のために施されています。
海水で使えば1回で錆が出るので、使ったあとは真水で洗って乾かしてください。
なお、タコのように専用の掛け針を使う釣りは号数の考え方から外れます。
タコ釣りの仕掛けでは、テンヤとタコエギの違いを解説しています。
対象魚より先に、餌の大きさから釣り針を決める
餌が針を隠す大きさに合わせる
号数を決める起点は魚のサイズではなく、その日に使う餌です。
オキアミ1匹掛けなら餌からハリ先が少し出る号数、青イソメの房掛けなら軸の長い針、練りエサならフトコロの広い針という順で絞ると、候補は数号ぶんに収まります。
魚の大きさから先に号数を上げると、餌が針を隠しきれず、付け方まで不自然になります。
餌ごとの向き不向きは釣り餌の種類と選び方で解説しているので、餌が決まっていない段階ならそちらが先です。
ハリスと針の強さを揃える
次に見るのがハリスとの釣り合いです。
針だけを太軸に上げるとハリスが先に切れ、細軸のまま太いハリスを結べば針のほうが伸びます。
市販のハリス付き針は組み合わせがメーカー側で決まっているので、最初の1袋はそこから選ぶと大きく外れません。
刺さらない、飲まれる|合わない釣り針が出すサイン
アタリは出るのに乗らないときは針が餌に対して大きすぎることが多く、魚がくわえた時点でハリ先が口の外に残っています。
反対に小さすぎると根元まで飲まれて外せず、ハリスが歯に当たって切れます。
大物で伸びたり折れたりするなら線径が足りず、小物なのに刺さらないなら軸が太すぎるサインです。
合わせの強さが原因のこともあるため、釣竿の選び方では硬さの見方を解説しています。
パッケージのどこに書いてあるか
表面には針型名と号数、入り数が並び、ハリス付きならハリスの号数と全長も同じ面に書かれています。
線径やハリ先の形は台紙の裏面かメーカーの商品ページに載ることが多いので、店頭では裏面まで確認してください。
通販で買うときは、商品名の「袖 3号」までが同じでもメーカーが違えば実寸は違うと考えておくと安全です。
よくある質問
4号と#4はどちらが大きいですか
この2つは比べられません。
号はエサ釣り用の針、#はルアー用フックの表記で、体系が別だからです。
同じ表記の中で比べる場合、号は数字が大きいほど、#は数字が小さいほど針が大きくなります。
カエシのない針は魚が外れてしまいませんか
糸のテンションが抜けた瞬間は外れやすくなります。
その代わり掛かった針を素早く外せて魚へのダメージも小さいため、管理釣り場ではカエシのない針だけを認めている場所もあります。
ルールは施設ごとに違うので、出かける前に確認してください。
錆びた釣り針は研げば使えますか
研ぐとメッキがはがれ、そこからまた錆びが進みます。
ハリ先を爪に軽く当てて引っかからなければ交換の目安で、針は消耗品として扱うほうが結果的に手間がかかりません。
まとめ
釣り針の号数は針型ごとの通し番号で、比較できるのは同じメーカーの同じ針型どうしだけです。
数字の向きも表記で逆になるので、まず号と#のどちらを見ているかを確かめ、そのうえで餌の大きさ、針型、ハリスとの釣り合いという順に絞れば、売り場で迷う範囲はかなり狭くなります。
道具を一式そろえる段階なら、釣り道具の選び方で買う順番を解説しています。
ぜひ本記事の表記の対応表と針型の比較表を参考に、次に行く釣り場と餌に合った1袋を選んでください。





