投げ釣りの仕掛け|天秤の形と針数の選び方を対象魚別に解説

売り場に並ぶ投げ釣りの仕掛け袋には、「針8号」「ハリス2号」という表記が並び、隣の棚のオモリにも「25号」と書かれています。
同じ「号」という単位ですが、この3つは意味が別で、オモリの号は重さ、ハリスの号は糸の太さ、針の号は大きさを表します。
換算がはっきりしているのはオモリだけで、1号=3.75グラムなので25号なら約94グラムです。
糸の号は太さの目安、針の号は銘柄ごとに基準が違うため、数字の大小だけで揃えると竿の錘負荷を超えて折れるか、仕掛けが浮いて底を取れないという失敗になります。
本記事では、投げ釣り仕掛けの構成と号表記の読み方・対象魚と釣り場からの選び方・号数が合っていないときに出る症状を解説します。

アウトドア一歩 編集部
「アウトドア一歩」は、釣り・登山・雪山・海辺・BBQ・観察・クマ対策・ポータブル電源まで、アウトドアの道具選びを用途別にまとめるメディアです。メーカーが公式に公開している仕様を確認したうえで、何を見て選べばいいのかを整理してお伝えします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
投げ釣りの仕掛けは天秤・オモリ・枝針の3部品でできています
投げ釣りの並びは、リールの道糸の先に力糸をつなぎ、その先へ天秤とオモリ、さらに枝針の付いた仕掛けを結ぶという形です。
市販の袋に「投げ釣り仕掛け」として入っているのは最後の枝針部分だけなので、袋を1つ買っただけでは投げられません。
天秤とオモリ、そして力糸は別に用意してください。
オモリの号は重さの表記
オモリの号は重さで、1号=3.75グラムという換算です。
尺貫法の1匁(もんめ)に由来する単位なので、25号は約94グラム、30号は約112グラムになります。
砂浜から遠投する投げ釣りでは25〜30号、堤防から軽く投げるちょい投げでは6〜10号あたりが使われる範囲です。
ここで先に決まるのは竿のほうで、投げ竿には「錘負荷25〜30号」のような指定があり、その範囲内から選びます。
天秤のタイプで底の取り方が変わる
天秤は仕掛けの絡みを防ぐ金具で、オモリが一体になったジェット天秤と、オモリを別に付けるL型天秤や遊動天秤に分かれます。
ジェット天秤は羽根の付いた形で、リールを巻くと仕掛けが浮き上がるため、石や海藻の多い場所で使われます。
号数表記はオモリ込みの重さなので、L型天秤とオモリを別々に買うときのように足し算をしなくて済みます。
パッケージの「号」は3か所とも意味が違います
袋の表側には対象魚と針の号数、裏側やフチに幹糸・ハリスの号数と全長、針数が印刷されています。
読む順番は針、ハリス、全長で、この3つが決まれば残りは天秤とオモリの重さだけです。
| 表記 | 意味 | 読むときの目安 |
|---|---|---|
| オモリ○号 | 重さ(1号=3.75g) | 竿の錘負荷の範囲内から選ぶ |
| 針○号 | 針の大きさ。数字が大きいほど大きい | 統一規格はなく、流線・丸セイゴなど銘柄で寸法が違う |
| ハリス○号 | 糸の太さ(1号=直径約0.165mm) | 細いほど食いはよく、根ズレには弱い |
| 幹糸○号 | 枝針を付ける背骨側の糸の太さ | ハリスより太い番号が付いているのが普通 |
| 全長○cm | 仕掛け全体の長さ | 竿の長さより短いほうが投げやすい |
| 2本針・3本針 | 枝針の数 | 本数が多いほど絡みやすい |
ラインの表記だけは号とlb(ポンド)が併記されることがあり、号は太さ、lbは引っ張り強度を指します。
同じ1号でも素材と製法で強度が変わるため、太さだけで強さは決まりません。
仕掛けの種類そのものの違いは釣りの仕掛けの種類と対象魚別の選び方で解説しています。
対象魚と釣り場から決める投げ釣り仕掛けの組み合わせ
決める順番は、対象魚で針とハリスを決め、釣り場の広さと底の状態でオモリと天秤を決める、という流れが分かりやすいです。
好みで動かせる部分はほとんどありません。
シロギス狙い
砂浜や砂地の堤防前で狙う魚なので、口の小さい魚に合わせて流線の6〜8号、ハリスは1〜1.5号あたりが標準的な組み合わせになります。
3本針の仕掛けが多く売られているのは、広く探って群れの位置を見つける釣りだからです。
オモリは投げる距離で決め、サーフから遠投するなら25号前後、堤防から数十メートルなら8〜10号で足ります。
餌は青イソメを房掛けにせず1匹を通し刺しにする使い方が基本で、餌ごとの向き不向きは釣り餌の種類と選び方で解説しています。
カレイ狙い
カレイは針を飲み込むまで待つ釣りなので、丸セイゴの13〜15号やカレイ専用針といった大きめの号数に、2〜3号のハリスを合わせます。
針数は2本が扱いやすく、置き竿にして待つ時間が長いため、道糸が潮に押されても底を保てるよう25〜30号のオモリを使います。
同じ「投げ釣り仕掛け」の棚に並んでいても、キス用とカレイ用では針の大きさが2倍近く違います。
石や海藻が多い場所
底が荒い場所では、針数を2本までに減らし、ジェット天秤で仕掛けを浮かせながら巻いてください。
ハリスを1号上げると根ズレには強くなりますが、食いが落ちる面もあるので、まず針数と天秤で対応するほうが失敗が少ないです。
なお堤防や磯に立つときは、足元が濡れていれば滑ります。
ライフジャケットは着けたうえで釣り座に入ってください。
投げ釣りで号数が合っていないときに出る症状
号数のずれは、釣れないという形ではなく、投げた瞬間か着底の直後にはっきりした症状として出ます。
竿の錘負荷を超えたオモリを付けると、キャストの負荷で竿が折れるか、糸が耐えきれず高切れします。
力糸を省いた場合も同じで、細い道糸に94グラムの荷重が一気にかかるため、オモリだけが飛んでいきます。
力糸はナイロンなら3号から12号へ太さが変わるテーパー構造になっていて、この一段が投げ釣りでは省けない部品です。
オモリが軽すぎると、潮に押されて仕掛けが底から浮き、アタリが出ないまま横に流されます。
反対に針が大きすぎればシロギスは針掛かりせず餌だけ取られ、ハリスが太すぎると餌の動きが不自然になります。
竿とオモリの釣り合いについては釣竿の選び方と長さ・硬さの見方で解説しています。
号数が書かれている場所
竿の錘負荷は、リールを取り付ける手元側の竿に「25〜30号」のように印刷されています。
仕掛けの針とハリスの号数は袋の表と裏、通販なら商品ページの仕様欄で、対象魚名と並んで書かれているのが一般的です。
オモリと天秤は台紙に号数だけが大きく出ているので、レジへ行く前に竿の表示と見比べてください。
最初の一式をどの順で買うかは釣り道具の選び方と買う順番で解説しています。
よくある質問
ちょい投げ仕掛けと投げ釣り仕掛けは何が違うのですか
使う重さの範囲が違います。
ちょい投げは6〜10号程度のオモリを短い竿で数十メートル投げる釣りで、市販の袋には天秤とオモリが最初から付いたセット品もあります。
25号以上を扱う投げ釣りは専用の投げ竿と力糸が前提になるため、同じ仕掛けを流用できません。
同じ8号の針でも大きさが違うのはなぜですか
針の号数には業界共通の寸法規格がなく、流線・袖・丸セイゴといった形ごと、メーカーごとに基準が違うためです。
号数だけを覚えるのではなく、袋に書かれた対象魚の表示を先に見て、そのなかで大小を調整すると外しません。
仕掛けは1つ買えば一日もちますか
もたない前提で数を用意してください。
枝針は根掛かりや魚の歯で切れる部分なので、同じ号数を2〜3袋持っておくと、切れた時点で釣りを続けられます。
予備が1つもないと、最初の根掛かりで終わります。
まとめ
投げ釣りの仕掛けで押さえるのは、オモリの号は3.75グラム刻みの重さ、ハリスの号は太さ、針の号は銘柄ごとに基準が違う大きさという3点です。
竿の錘負荷を先に確認し、対象魚で針とハリスを決め、釣り場の広さと底の荒さでオモリと天秤を選べば、袋の前で迷う要素はほとんど残りません。
ぜひ本記事の表記一覧と対象魚別の組み合わせを参考に、竿の表示と見比べながら最初の仕掛けを選んでください。





