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釣りバッグの選び方|荷物の量と移動手段で決める基準を解説

釣りバッグの選び方|荷物の量と移動手段で決める基準を解説

堤防に置いたバッグの底が、波しぶきで下から黒く濡れている。

釣り場でよく起きるこの状態は、容量選びでは防げません。

釣りバッグで最初に決まるのは大きさではなく、その日にどれだけ歩くかと、水がどこからかかるかの2点です。

生地は600デニールから1000デニールのナイロンが主流で、底だけEVAやターポリンにして水と砂を切る作りもあります。

同じ「20L」の表記でも、仕切りの入り方でルアーケースが1枚も立たないことがあります。

ここを見落とすと、買ってから中身を詰め替える羽目になります。

本記事では、釣りバッグの4タイプの構造の違い・タイプ別に向いている人・ケースが入らない買い間違い・釣行後の塩抜きまで解説します。

アウトドア一歩 編集部

アウトドア一歩 編集部

「アウトドア一歩」は、釣り・登山・雪山・海辺・BBQ・観察・クマ対策・ポータブル電源まで、アウトドアの道具選びを用途別にまとめるメディアです。メーカーが公式に公開している仕様を確認したうえで、何を見て選べばいいのかを整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

釣りバッグ選びで差が出るのは、歩く距離と水のかかり方

同じ容量でも、漁港を1キロ歩き回る釣りと、車を横づけして座る釣りでは求められるものがまったく別です。

歩く釣りでは肩か腰で荷重を受けて両手を空ける必要があり、キャストのたびに体の前へ回り込むバッグは邪魔になります。

反対に足場に腰を据える釣りなら、自立して口が大きく開くほうが手が早く、道具を探す時間が減ります。

次に見るのが水です。

海水は真水と違って乾いたあとに塩が残り、ファスナーのスライダーや金属の留め具の動きを重くします。

堤防では波しぶきが足元から回り込み、磯では濡れた岩の上に置くので、底が布地のままだと中の紙箱やタオルまで湿ります。

淡水の管理釣り場や河川なら、この条件はかなり緩くなります。

夜釣りが前提なら、ヘッドライトと予備電池の定位置があるかも確認してください。

暗い足場でポケットを探る時間は、そのまま危険な立ち姿勢の時間になります。

どの釣りから始めるか自体を決めかねている場合は、釣り道具の選び方と買う順番で最初にそろえる一式を解説しています。

釣りバッグの種類は4タイプ|構造の違いと使い勝手

ショルダーバッグ

斜め掛けにして、体の前へ滑らせて開閉できるのが利点です。

座らなくても中身を取り出せるので、堤防や漁港を軽装で移動する釣りと相性がよく、口が上に大きく開くタイプなら片手でも操作できます。

ただし荷重が片方の肩に集中するため、重くすると数時間で肩が痛くなります。

ヒップバッグ(ウエストバッグ)

腰のベルトで支えるので両手が完全に空き、走って移動しても振れにくい構造です。

容量はルアーケース1〜2枚とプライヤー、小物程度に収まる大きさが中心で、飲み物やレインウェアまでは入りません。

歩いて釣り場を移動しながら探る、いわゆるランガンに向いた形です。

バックパック

両肩と背中で支えるため、同じ重さなら体への負担がいちばん軽く、一日分の装備を入れられます。

側面にロッドホルダーが付いた製品もあり、歩きながら竿を手放せます。

代わりに、道具を出すたびに背負い直す動作が入るので、頻繁にルアーを交換する釣りでは手数が落ちます。

タックルバッグ(ボックス型)

底板が硬く自立し、口が上いっぱいまで開いて、仕切りでケースを立てたまま並べられます。

船釣りや車を横づけできる釣り場では、これがいちばん扱いやすい形です。

反面、重心が体から離れるので、長い距離を歩く釣りや足場の悪い磯には向きません。

タイプ別に向いている人と、向かない場面

タイプ構造の特徴向いている人向かない場面
ショルダー斜め掛け。体の前に回して開閉できる堤防や漁港を軽装で回る人長時間歩く釣り、重装備
ヒップ腰で支えて両手が空く。容量は小さめケース1〜2枚で動き回る人道具が多い釣り、深く立ち込む釣り
バックパック両肩で背負う。容量が大きくロッドホルダー付きもある磯や地磯へ長く歩く人ルアー交換が多い手数重視の釣り
ボックス型自立して口が大きく開き、ケースを立てて収納できる船釣り、車横づけの堤防徒歩移動が長い釣り、足場の悪い磯

ウェーダーを履いて水に立ち込むなら、腰の位置は水面の高さで決まります。

太ももまで浸かる釣りでヒップバッグを腰に下げると、屈んだ瞬間に水没するので、背中側へ回せるベルトか、胸元で使えるショルダーのほうが安全です。

立ち込む深さの決め方はウェーダーの素材とソールの違いで解説しています。

容量のL表記より、ルアーケースが入る内寸を見る

Lの数字は測り方がメーカーごとに違い、外寸から計算した値も含まれるため、機種をまたいだ比較には使いにくい指標です。

実際に効いてくるのは内寸と仕切りの入り方で、手持ちのルアーケースの縦横と厚みを測ってから、それが何枚立つかで判断したほうが確実です。

ケースを寝かせて積むと下の1枚を取り出せなくなるので、立てて並べられる高さがあるかも見てください。

ルアーの数と大きさが決まっていないうちは、ケースの枚数も決まりません。

釣り方ごとの本数の目安はルアーの種類と重さの決め方で解説しています。

ロッドホルダーは、付いている位置で使い勝手が変わります。

バッグの側面に縦に付くタイプは、竿尻を差してベルトで留める形が多く、ある程度の長さがないと安定しません。

仕掛けを作り替えるあいだ竿を置けるかどうかは、釣竿の長さと硬さの見方で扱う長さの選択とも関わってきます。

生地のデニールと金具の作りで、釣りバッグの寿命が決まります

デニールは糸の太さを示す単位で、数字が大きいほど太い糸を使った厚い生地です。

600デニールのポリエステルは軽く、1000デニールのナイロンは擦れに強い代わりに重くなります。

磯のように岩へ擦り付ける場所で使うなら、生地の厚みと、底や角に別素材を当てているかを見てください。

底面がターポリンやEVAでできた製品は、水を吸わないので濡れた足場に置けます。

ただし通気しないため、濡れたタオルや魚が触れた小物を入れたままにすると内部に湿気がこもります。

生地に防水加工があっても、ファスナーの隙間やフタの合わせ目から水は入るので、雨の日は中で密閉ケースやドライバッグに分けるほうが現実的です。

細かい部分では、樹脂ファスナーや止水ファスナーは塩で固まりにくく、金属のD環は真水で流さないと表面が白く粉を吹きます。

外側にプライヤーホルダーがあるかも確認どころです。

針を外す道具を奥にしまうと、魚を掴んだままでは取り出せません。

ホルダーに差す前提の形状は釣り用プライヤーの選び方で解説しています。

もうひとつ、ライフジャケットとの干渉も先に考えておいてください。

堤防や磯ではライフジャケットの着用が前提で、ショルダーのベルトを上から重ねると、膨張式が作動したときに膨らむ余地を奪います。

ベストの下ではなく上へ通す、または腰と背中で支えるタイプを選ぶのが無難です。

釣行後の塩抜きと、先に痛む場所

海で使ったバッグは、帰宅後に固く絞ったタオルで全体を拭き、ファスナーの噛み合わせだけは流水で流してから陰干しにするのが基本です。

干す場所は直射日光を避けてください。

ナイロンやポリエステルは紫外線で強度が落ち、コーティングが先に粉状になって剥がれます。

いちばん早く動かなくなるのはファスナーで、次が面ファスナーと肩ベルトの縫い目です。

砂が入ったスライダーを無理に引くと歯が歪むので、砂浜で使ったあとは口を下に向けて振り落としてから流してください。

魚を持ち帰る釣りなら、血や体液がバッグに移らない前提を作っておくと手入れが楽になります。

魚はクーラーボックス側で完結させるのが原則で、断熱材ごとの違いはクーラーボックスの保冷力の比べ方で解説しています。

よくある質問

釣りバッグは何リットルを目安に選べばいいですか

数字から決めるより、入れる物を並べてから決めてください。

ルアーケース1〜2枚と小物だけなら5L前後のヒップバッグで足り、飲み物やレインウェア、替えのリールまで持つなら20L前後の背負い型が候補になります。

同じ表記でも仕切り次第で入る量は変わります。

防水と書いてあれば中身は濡れませんか

生地が水を通さなくても、ファスナーの隙間やフタの合わせ目から水は入ります。

雨や波しぶきを想定するなら、バッグ本体の性能に頼らず、電池やスマートフォン、紙類を密閉ケースに分けて入れてください。

普通のリュックやトートバッグで代用できますか

短時間の陸釣りなら使えますが、針が生地を裏まで貫通する、底が濡れる、竿を置く場所がないという不便が出ます。

まずは手持ちの鞄で始めて、不足を感じた点から専用品へ置き換える順番でも問題ありません。

ショルダーバッグとライフジャケットは併用できますか

できますが、ベルトの通し方に注意が必要です。

膨張式のライフジャケットは膨らむ部分を押さえないよう、バッグのベルトを上から重ねるか、腰で支える形に替えてください。

ライフジャケット自体は国の型式承認である桜マーク付きを選び、堤防でも着用したまま釣ってください。

まとめ

釣りバッグは、歩く距離で背負う形が決まり、水のかかり方で生地と底の素材が決まります。

容量のLよりも、手持ちのルアーケースが立つ内寸かどうかを見たほうが買い間違いは減り、ファスナーの素材と塩抜きの手間まで見ておけば長く使えます。

ぜひ本記事の4タイプ比較表と内寸の確認手順を参考に、自分の釣り場と持ち物に合う1つを選んでください。

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