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釣り用プライヤーの選び方|針外しとPEラインの切れ味で選ぶ

釣り用プライヤーの選び方|針外しとPEラインの切れ味で選ぶ

釣具店のプライヤーの棚には、120mmほどの小さなものから200mmを超えるものまで並んでいて、値札の幅もかなり開いています。

ただ最初に絞り込むのは長さでも値段でもなく、本体の素材です。

海で使うならオールステンレスかアルミボディか、刃がタングステンカーバイド(超硬)かどうかで、錆の出方も切れ味の持ちも変わってきます。

次に見るのが先端の形と全長で、ここが対象魚と噛み合っていないと、掛かった針を外せません。

本記事では、素材と全長の決め方・先端形状ごとのタイプの違い・PEラインが切れないという買い間違い・使ったあとの塩抜きまで解説します。

アウトドア一歩 編集部

アウトドア一歩 編集部

「アウトドア一歩」は、釣り・登山・雪山・海辺・BBQ・観察・クマ対策・ポータブル電源まで、アウトドアの道具選びを用途別にまとめるメディアです。メーカーが公式に公開している仕様を確認したうえで、何を見て選べばいいのかを整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

海で使うなら、プライヤーは素材から絞る

釣り用プライヤーが工具のペンチと違うのは、塩水を前提に作られているところです。

オールステンレスのモデルは重さがある代わりに、こじる力をかけても先端が逃げにくく、青物のフック交換のような力仕事に向きます。

アルミボディのモデルは本体が軽くて手が疲れにくい反面、支点やジョイント部に無理な力をかけると変形することがあります。

どちらもステンレスやアルミなら錆びないという話ではありません。

可動部やバネ、刃には別の材質が使われていることが多く、そこから固着が始まります。

素材を見るときは、本体の材質だけでなく刃とバネの材質まで仕様表に書かれているかを確認してください。

全長は対象魚とリングサイズで決まります。

アジやメバルのような小型魚と小さなルアーが主戦場なら120mm前後、シーバスやエギング、堤防の五目釣りまで含めた汎用なら150mm前後、船の青物やジギングなら180mm以上が目安です。

まだ何をねらうか固まっていない段階なら、150mm前後を選んでおくと外しにくいです。

製品数がいちばん多く、小型リングの交換にも中型魚の針外しにも届く長さだからです。

対象魚のほうから道具を決めたい場合は、釣竿の選び方で長さと硬さの見方を解説しています。

先端の形で分かれるプライヤーの4タイプ

同じ150mmでも、先端の形が違えば作業できる内容が変わります。

カタログでは形状名が小さく書かれているだけなので、買う前に自分がどの作業を何回するのかを思い出してください。

ストレートノーズ

先端が真っすぐで、握る力がそのまま先端に伝わります。

スプリットリングの開閉、ガン玉やオモリのつぶし、ハリスの結びの引き締めといった手元の作業がしやすいタイプです。

カーブノーズ

先端が下向きまたは横向きに曲がっていて、魚の口に対して手首を返さずに差し込めます。

堤防で魚を押さえたまま針を外す動作が多い人には、この曲がりぶんだけ楽になります。

ロングノーズ

先端が細く長く、飲まれた針まで届きます。

タチウオや青物のように歯が鋭い魚、エラ(鰓)のフチが刃物のような魚を扱うとき、手を魚から遠ざけられるのが持ち味です。

細いぶん、こじる方向の力には弱くなります。

スプリットリングオープナー付き

先端の片側に薄い爪が付いていて、リングの隙間へ差し込めます。

#0から#2といった小さいリングを頻繁に交換する釣りでは、この爪の薄さがそのまま作業の速さになります。

ライトゲームのタックル構成はダイワのルアーニストの記事で番手ごとの使い道を解説しています。

タイプ別に向いている人と、困る場面

形状ごとの向き先を並べると次のようになります。

1本目を選ぶ人は「自分がいちばん多く繰り返す作業」の行から読んでください。

タイプ構造の特徴向いている人
ストレートノーズ力が真っすぐ伝わる。つぶす・締める作業に強いガン玉を使う餌釣り、フックやリングを自分で交換する人
カーブノーズ先端が曲がり、口へ差し込む角度を作りやすい魚を持ったまま針を外す機会が多い人
ロングノーズ細く長く、奥まで届く。手を魚から離せる歯やエラが鋭い魚をねらう人、飲まれ針が多い釣り
リングオープナー付き薄い爪で小型リングを開ける小さいルアーを頻繁に交換するライトゲーム中心の人

向かない組み合わせもはっきりしています。

ロングノーズは細い先端が持ち味なので、大型リングをこじ開ける用途には向きません。

ストレートノーズは口の奥へ入れる角度が作りにくく、飲まれ針を外す道具としては使いにくいです。

1本で全部をこなしたいなら、カーブが浅めでリングオープナーが付いた150mm前後が、いちばん取りこぼしの少ない構成になります。

大きすぎるプライヤーは、小さい針に届きません

買ってから後悔しやすいのが、力仕事を想像して大きいものを選んでしまうパターンです。

180mmや200mmクラスは先端も太く作られているため、#0クラスのリングには爪が入りません。

アジングやメバリングが主戦場なのに大型を買うと、ベストのポケットからも出しにくく、結局手で針を外すことになります。

逆に小型を大物に使うのも危険です。

青物やタチウオは針を外す一瞬に暴れるので、先端が短いと手が口へ近づきます。

歯が当たる距離まで指を入れないという意味では、全長は安全装備でもあります。

もう見落としやすいのが、開閉バネとランヤード穴の有無です。

バネが入っていれば片手で開いたまま持てるので、魚を押さえながらの作業が成り立ちます。

ランヤード穴があれば、コイルコードでベストやライフジャケットとつないでおけます。

海に落としたプライヤーは回収できないので、堤防や磯、船の上で使う道具は最初からつなぐ前提で選んでください。

最初にそろえる道具の優先順位は釣り道具の選び方で買う順番から解説しています。

全長表記とカッターの刃|プライヤーの買い間違いはここで起きます

仕様表の全長は、先端からグリップの末端までの寸法です。

実際に魚の口へ入る部分の長さではないので、同じ150mmでもグリップが長いモデルは先端が短くなります。

写真で先端とグリップの比率を見比べておくと、この誤差を避けられます。

ラインカッターの表記はもっと注意が要ります。

ナイロンやフロロカーボンを切る刃と、PEラインを切れる刃は別物です。

PEは細い繊維の束なので、切れ味の落ちた刃だと繊維が滑って潰れるだけになります。

PEを使うなら、タングステンカーバイドの刃が付いているか、刃だけ交換できる構造かを確認してください。

刃が本体一体型だと、切れなくなった時点でカッター機能は終わりです。

もう一点、リングの対応番号も確認する価値があります。

手持ちのルアーに付いているスプリットリングの番号を先に調べておけば、爪の厚みが足りるかを判断できます。

使うルアーがまだ決まっていないなら、ルアーの選び方で種類と重さの決め方を釣り方別に解説しています。

なお、魚を掴んで保持するフィッシュグリップとは役割がまったく別の道具です。

プライヤーは切る・つぶす・開く道具なので、両方を1つで済ませることはできません。

使ったあとの塩抜きで、次のシーズンまで使えるかが変わります

海で使ったプライヤーは、帰宅後に真水で流して水気を拭き取ってください。

ステンレス製でも、支点やバネの隙間に残った塩分が固着の原因になります。

流したあとに可動部へ注油しておくと、開閉の重さが戻りにくくなります。

放置して動きが渋くなったものは、注油で軽くなる場合もありますが、刃の欠けや先端のガタは元には戻りません。

ラインが切れなくなった、リングを掴んでも滑るという状態になったら、刃の交換か買い替えを検討する段階です。

手入れの手間を減らしたいなら、刃が交換式で分解しやすい構造のモデルを最初に選んでおくほうが長く使えます。

よくある質問

プライヤーとフィッシュグリップは両方必要ですか

役割が違うので、扱う魚によっては両方が必要になります。

フィッシュグリップは魚の口や体を掴んで保持する道具、プライヤーは針を外し、リングを開き、ラインを切る道具です。

歯の鋭い魚をねらうなら、掴む道具と外す道具を分けたほうが手を守れます。

ホームセンターの工具用ペンチで代用できますか

淡水の管理釣り場で使う程度なら形として使えますが、海水では錆びて固着しやすく、ラインカッターも付いていません。

工具用の刃はPEラインを想定していないので、切れずに繊維が潰れることがあります。

海で使うなら釣り用として売られているものを選んでください。

針が指に刺さったとき、プライヤーで抜いてもいいですか

返しが皮膚の中まで入っている場合、無理に引くと傷口が広がります。

深く刺さった、抜けない、出血が止まらないといったときは自分で処置せず、医療機関に相談してください。

1本目はどのくらいのサイズを選べばいいですか

対象魚が固まっていないなら150mm前後です。

製品数が多く、小型リングの交換から中型魚の針外しまで届く長さで、ベストのホルダーにも収まります。

特定の釣りに絞れている場合は、ライトゲームなら120mm前後、船の青物なら180mm以上に振ってください。

まとめ

釣り用プライヤーは、本体と刃の素材、全長、先端の形、カッターがPEに対応しているかという4点で絞れます。

海で使うなら手入れのしやすさとランヤード穴も含めて見ておくと、1シーズンで使えなくなる事態を避けられます。

迷った段階では150mm前後のリングオープナー付きが、取りこぼしの少ない選択です。

ぜひ本記事の比較表と全長の目安を参考に、自分がねらう魚と繰り返す作業に合った1本を選んでください。

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