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釣り糸の種類|ナイロン・PE・フロロの違いと号数の選び方を解説

釣り糸の種類|ナイロン・PE・フロロの違いと号数の選び方を解説

釣具店のライン売り場には、同じ2号でもナイロン・フロロカーボン・PEの3タイプが並び、強度の表記は号数とlb(ポンド)が混在しています。

号数は糸の太さ、lbは切れるまでの強さを指す別の数字なので、数字だけを見比べても選べません。

しかも同じ2号でも、素材が違えば水に沈む速さも、アタリの伝わり方も変わります。

最初に決めるのは素材で、太さはそのあとです。

本記事では、3タイプの構造の違い・釣り方別の向き不向き・号数とlbの読み方・巻き替えの目安を解説します。

アウトドア一歩 編集部

アウトドア一歩 編集部

「アウトドア一歩」は、釣り・登山・雪山・海辺・BBQ・観察・クマ対策・ポータブル電源まで、アウトドアの道具選びを用途別にまとめるメディアです。メーカーが公式に公開している仕様を確認したうえで、何を見て選べばいいのかを整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

釣り糸は素材で決まり、号数はそのあとに決まる

ナイロン・フロロカーボン・PEを分けている性質は、比重と伸びの2つです。

比重は水に対する重さで、1より軽ければ浮き、重ければ沈みます。

伸びは引っ張ったときにどれだけ伸びるかで、伸びる糸は魚の動きを吸収し、伸びない糸は水中の小さな動きを手元まで伝えます。

この2つが釣り方との相性をほぼ決めているので、太さや色から選び始めると、あとで釣り方に合わないことに気づきます。

たとえば足元に落とすだけのサビキ釣りなら、糸が浮こうが沈もうが仕掛けはオモリで沈みます。

一方で数十メートル先の底を探るなら、糸が水面に浮いたままでは着底が分からず、糸が水を受けて仕掛けも流されます。

逆に、飛距離を出したいのに水を吸って重くなる糸を使えば、同じ号数でも投げにくくなります。

竿とリールが手元にあるなら、その組み合わせで想定している釣り方から糸を逆算するのがいちばん早いです。

まだ竿を決めていない場合は、糸より先に竿の長さと硬さを決めてください。

釣竿の選び方では、長さと硬さの見方と最初の1本の基準を解説しています。

ナイロン・フロロカーボン・PEは水中での振る舞いが違う

ナイロン

比重は1.1前後で、水よりわずかに重い程度です。

しなやかでリールに巻いたときのクセが付きにくく、結び目も締まりやすいので、結束に慣れていない段階でも扱いやすい素材です。

伸びが大きいぶん魚の突っ込みを吸収し、口の弱い魚をバラしにくいという性質もあります。

ただし吸水して強度が落ち、紫外線でも劣化するため、3タイプのなかでは寿命が短めです。

フロロカーボン

比重は1.7前後で、3タイプでいちばん速く沈みます。

表面が硬く、岩やテトラ、魚の歯に対する擦れへの強さがナイロンより上です。

屈折率が水に近いため水中で目立ちにくいとされ、仕掛けの先端に付けるハリスやリーダーに使われる理由もそこにあります。

反面、硬さゆえにスピニングリールへ太い号数を巻くとスプールの形のままクセが付き、放出時にトラブルが出やすくなります。

PE

細い原糸を編み込んだ糸で、比重は1より小さく水に浮きます。

同じ強度ならナイロンやフロロカーボンより細く作れるので、飛距離が伸び、潮の抵抗も受けにくくなります。

伸びがほとんどないため、底の起伏や小さなアタリが手元に伝わります。

弱点は擦れと結束で、根ズレで一瞬で切れることがあり、先端にはフロロカーボンやナイロンのショックリーダーを結ぶ前提になります。

編み糸なので風にも流されやすいです。

タイプ別に向いている釣り糸を表で確認する

タイプ比重と伸び強み向いている人
ナイロン比重1.1前後/伸び大結びやすく、値段が安い。糸絡みのトラブルを起こしにくい釣りを始めたばかりの人。サビキ、ウキ釣り、投げ竿の道糸として使う人
フロロカーボン比重1.7前後/伸び小さめ擦れに強く、速く沈む。水中で目立ちにくいテトラや磯まわりを釣る人。ハリスやリーダーを用意したい人
PE比重1未満/ほぼ伸びない同じ強度で細く、飛距離とアタリの伝わりに優れるルアーで沖を探る人。リーダーの結束を覚える気がある人

向かない組み合わせもはっきりしています。

PEは結束と根ズレの管理が前提なので、道具を一式そろえた初日にリールへ巻くには手間がかかります。

フロロカーボンをスピニングリールの道糸に太めで巻くと、糸がスプールから浮いて絡みます。

ナイロンは扱いやすい代わりに劣化が早いので、年に数回しか行かない人が巻いたまま放置すると、次に使うときには強度が落ちています。

最初の一式をそろえる順番は釣り道具の選び方で解説しています。

釣り糸の号数とlbは別の表記なので混同しない

号数は糸の太さを示す表記で、1号がおおよそ直径0.165mmを基準にしています。

数字が大きいほど太く、細いほうは0.4号や0.6号のように小数で表されます。

対してlbは強度で、1lbは約0.45kgです。

8lbと書かれていれば、およそ3.6kgの荷重に耐える設計という意味になります。

ここで買い間違いが起きます。

太さと強度は素材ごとに関係が違うので、同じ2号でもナイロンとPEでは表示lbが大きく変わり、PEのほうが数倍の強度になることも珍しくありません。

さらにPEは編み方や原糸の本数で直径が変わるため、メーカー間で同じ号数でも実際の太さがそろいません。

「前と同じ号数」で買い替えると、感覚が合わないことがあります。

もう一つ確認したいのが巻き量です。

リールのスプールには「2号-150m」のような適合表記があり、そこより太い糸を同じ長さ巻くと収まりません。

逆に細い糸だと足りずに、下巻きが必要になります。

ラインのパッケージにある号数・lb・長さの3つを、リールの表記と突き合わせてから選んでください。

針の号数も同じく太さの表記で、糸との釣り合いがあります。

釣り針の種類とサイズでは、対象魚に合う号数と形の選び方を解説しています。

釣り糸選びで失敗しやすいのは、細さを先に決めること

細い糸ほど飛び、潮も切り、魚に見えにくいという説明は事実です。

ただし細さの恩恵を受けられるのは、ドラグ調整と結束が安定してからです。

細くしてまず起きるのは、キャストの瞬間に切れて仕掛けごと飛んでいく高切れと、根掛かりを外そうとした時点での破断です。

堤防で足場が高い場所なら、抜き上げの途中で切れることもあります。

もう一つ多いのが、道糸だけをそろえて先端の糸を用意しない失敗です。

PEを巻いた場合は、ショックリーダーがないと擦れに耐えられません。

ウキ釣りやサビキでも、ハリスが道糸と同じ太さでは仕掛けのなじみが悪くなります。

道糸より少し細いハリスを用意しておくと、根掛かりのときに仕掛けの一部だけで切れて、道糸を残せます。

色についても、選ぶ順番は最後です。

PEに多い蛍光色は、糸の位置を目で追うためのもので、リーダーを結んでおけば魚の近くには色が届きません。

逆にクリアやナチュラルカラーは目で追いにくくなります。

糸の色より、ルアーのサイズやカラーのほうが判断に迷いやすいので、そちらはルアーの選び方で種類と重さの決め方を解説しています。

巻き替えの目安は、使った回数より先端の状態で決める

糸は消耗品です。

判断の基準になるのは、竿先から数メートルの状態です。

指で挟んで手前へ引き、ざらつきや白っぽい毛羽立ち、細かい傷を感じたら、その部分は強度が落ちています。

ナイロンは吸水と紫外線で内側から弱るので、見た目が問題なくても、シーズンを越えた糸は先端を数メートル切ってから使うのが無難です。

PEは編み糸がほぐれて毛羽立ちが出た時点で、その区間を捨ててください。

全体を巻き替えるのか、先端だけ切るのかは傷の位置で決まります。

傷が先端側だけなら、数メートル切って結び直せば続けて使えます。

スプールの下側まで色が変わっていたり、巻いたときの巻きグセが取れなくなっていれば、全体を交換したほうが安全です。

リールに巻いた糸は上下を入れ替えて使う方法もありますが、下側は日光に当たっていないぶん傷みが少ないので、まだ使える場合があります。

保管は、直射日光と高温を避けるだけで十分です。

車のダッシュボードに置いたままにすると、ナイロンとフロロカーボンはどちらも劣化が進みます。

海で使ったあとは、リールごと真水で軽く流して塩を落とし、陰干しで乾かしてください。

エサ釣りで手を汚したままリールを触ると汚れも残るので、道糸の管理と一緒に片付けます。

エサの種類ごとの扱いは釣り餌の種類と選び方で解説しています。

よくある質問

最初に買う釣り糸はどのタイプがいいですか

堤防で仕掛けを落とす釣りから始めるなら、ナイロンの2号から3号あたりが扱いやすいです。

結びやすく、糸絡みのトラブルからの復帰も楽なので、道具の操作を覚える段階に向いています。

ルアーで沖を狙うつもりならPEが有力ですが、リーダーの結束を先に練習してください。

PEにリーダーは必ず結ばないといけませんか

擦れる可能性がある場所では必要です。

PEは編み糸なので、堤防の角やテトラ、魚の歯に触れた一点から切れます。

リーダーを1メートルほど入れておけば、その部分が擦れを受け止めます。

宙を釣るサビキのような釣りでは省くこともありますが、根まわりを釣るなら省かないでください。

同じ号数なら強度は同じですか

違います。

号数は太さの表記なので、素材が変われば強度は変わり、同じPEでも編み方や原糸の本数で差が出ます。

強度で比べたいときは、パッケージのlbまたはkg表記を見てください。

古い糸をそのまま使っても大丈夫ですか

先端を確かめてから判断してください。

ナイロンは吸水と紫外線で強度が落ちるため、1シーズン置いた糸は先端を数メートル切ってから使うほうが安心です。

毛羽立ちやざらつき、巻きグセが戻らない状態なら、交換の時期です。

まとめ

釣り糸は、比重と伸びで決まる素材の性格が釣り方との相性を左右します。

ナイロンは扱いやすさ、フロロカーボンは擦れへの強さと沈み、PEは細さと感度という順で持ち味が分かれ、そのどれを取るかが決まってから号数とlbを合わせる流れになります。

号数は太さ、lbは強度という別の表記であることを押さえておけば、売り場で数字に迷いません。

ぜひ本記事のタイプ別比較表と巻き替えの判断基準を参考に、自分の釣り方に合う1巻きを選んでください。

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