SHARE:

釣りのハリスとは?号数の選び方と道糸との違いをまとめて解説

釣りのハリスとは?号数の選び方と道糸との違いをまとめて解説

釣具店のライン売り場には、リールに巻く道糸の大きなスプールとは別に、50m前後の小さな巻きが号数順に並んでいます。

これがハリスで、号数は強度ではなく太さの表記です。

標準的な規格では1号が直径0.165mm前後、数字が増えるほど太くなります。

同じ「号」という文字でも、オモリの号(重さ)やウキの号(浮力)とは意味がまったく違うため、数字だけを見て買うと針の号数や道糸との釣り合いが崩れます。

本記事では、ハリスの号数とlb表記の読み分け・対象魚ごとの太さの目安・素材の使い分け・太さを外したときに出る症状を解説します。

「ハリス」はどれを選ぶ?
アウトドア一歩 編集部

アウトドア一歩 編集部

「アウトドア一歩」は、釣り・登山・雪山・海辺・BBQ・観察・クマ対策・ポータブル電源まで、アウトドアの道具選びを用途別にまとめるメディアです。メーカーが公式に公開している仕様を確認したうえで、何を見て選べばいいのかを整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

ハリスが道糸と別売りになっている理由

ハリスは仕掛けのいちばん先、針を結ぶ部分の糸です。

リールに巻いた道糸からそのまま針を出す釣りもありますが、多くの仕掛けでは道糸の先に別の糸を継いで、そこへ針を結びます。

分けておくと、根掛かりや大物で切れたときに失うのがハリスと針だけで済み、ウキやオモリ、道糸を残せるからです。

使う長さが数十cmから2m程度なので、ハリス用の製品は50m前後の小巻で売られています。

号数は太さ、lbは強度

号は直径を示す表記で、標準的な規格では1号が0.165mm前後、2号が0.235mm前後、3号が0.285mm前後です。

太いほど引っ張り強度は上がりますが、水中で目立ち、しなやかさが落ちます。

パッケージに併記されているlb(ポンド)は強度側の単位で、1lbは約454gの力に相当します。

同じ2号でも素材と製法で強度は変わるので、号数からlbは自動的には決まりません。

エサ釣りのハリス、ルアー釣りのリーダー

ルアー釣りでは同じ位置の糸をショックリーダーと呼びますが、道糸の弱点を補って先端の擦れを受け持つという役目は共通しています。

呼び名が違うだけなので、店頭で「ハリス」の棚に見当たらなくても、リーダーの棚に同じ素材の同じ号数が置かれていることがあります。

道糸やリールを含めた一式の考え方は釣り道具の選び方で解説しています。

ハリスの号数と対象魚の目安、道糸との差

号数は対象魚の口の大きさと引きの強さ、それに足場の荒さで決まります。

下の表は堤防と船で一般的に使われる範囲の目安で、直径は標準規格に沿った値です。

号数直径の目安主に使われる場面
0.6〜0.8号0.128〜0.148mmアジング、小型のメバル、ワカサギ
1〜1.5号0.165〜0.205mmサビキ、シロギス、小アジ、渓流
1.5〜2号0.205〜0.235mmメジナやチヌのウキフカセ
2〜3号0.235〜0.285mmカワハギ、カサゴ、堤防の五目釣り
3〜5号0.285〜0.370mmマダイ、イサキなどの船釣り
6号以上0.405mm〜青物、大型の根魚

レンジが決まったら、次に道糸の号数を確認してください。

ハリスは道糸より0.5〜1号細くするのが基本で、こうしておくと万一のときに切れる場所を先端側に寄せられます。

同じ対象魚でも、テトラや磯のように擦れる場所では表の上限側、澄んだ水で食いが渋いときは下限側に振ります。

竿の硬さによっても扱える号数は変わるので、釣竿の選び方で解説している調子と号数の関係もあわせて確認しておくと外しにくくなります。

フロロカーボン・ナイロン・エステルは比重と伸びで選び分ける

フロロカーボン

比重が1.78前後で水より重く、放っておけば沈みます。

表面が硬くて擦れに強いため、底付近を釣る仕掛けや岩場のハリスではこれが主流です。

張りがあるぶん細い号数では結びにくく、結び目を締めるときに唾や水で湿らせないと熱で傷みます。

ナイロン

比重は1.14前後で沈みは緩やかです。

しなやかで結びやすく、伸びが大きいので急な引きを吸収してくれる

一方、吸水と紫外線で少しずつ劣化します。

ウキ釣りでエサを自然に漂わせたいときや、口の柔らかい魚を掛けるときに向きます。

エステル

比重1.38前後で、伸びが少ないため小さなアタリが手元まで伝わります。

豆アジのような繊細な釣りで使われますが、急な力に弱く、細号数では途中にナイロンやフロロを継いで衝撃を受け持たせる組み方が一般的です。

なお、タチウオやサワラのように歯が鋭い魚は号数を上げても切られるため、ワイヤーハリスや金属の仕掛けを使います。

太い号数のフロロやPEは普通のハサミでは切りにくいので、釣り用プライヤーの選び方で解説しているラインカッター付きのものが手元にあると作業が早く済みます。

ハリスの太さを外すと出る症状と、売り場で確かめる場所

太すぎると仕掛けが馴染まず、オモリの号数が同じでもエサの沈み方が不自然になって、アタリの数そのものが減ります。

細軸の小さな針では結び目が座らず、締め込んだつもりでも抜けることがあります。

反対に細すぎれば、アワセの瞬間や足元での取り込みで切れ、岩や堤防の角に触れただけでも傷が入ります。

道糸より太いハリスを付けた場合は、根掛かりを外そうとしたときに道糸側が切れて仕掛けをまるごと失います。

エサの大きさと針の号数を含めた釣り合いは釣り餌の種類と選び方で解説しています。

売り場で見るのは、表面に大きく印字された号数と、その近くに小さく併記された直径mmと巻き量の3つです。

号数の表示は標準規格に沿っていますが、lb表示は測定の条件が各社で異なるため、メーカーをまたいだ強度の比較には使いにくい数字だと考えてください。

結んだ状態の強度は結び方と締め方でも落ちるので、表示の数値がそのまま出るわけではありません。

通販で買うときは、商品名の号数だけで判断せず、スペック欄の直径と巻き量を開いて確認しておくと、道糸用の大巻きとハリス用の小巻きを間違えずに済みます。

よくある質問

ハリスに道糸と同じ糸を使ってもいいですか

号数を落とせば使えます。

ナイロン道糸の余りを1号細くしてハリスに回す使い方は昔から一般的で、道糸とハリスを別素材にしなければならない決まりはありません。

ただし底を擦る釣りでは擦れに強いフロロカーボンのほうが傷みにくく、道糸にPEを使っている場合は、PEをそのまま針まで通すと擦れと結節で切れやすくなります。

ハリスの長さはどれくらい取ればいいですか

釣り方で大きく変わります。

ウキフカセなら1.5〜2mを取ってエサを自然に沈ませ、サビキ仕掛けの枝ス(エダス)は数cmしかありません。

市販の完成仕掛けにはハリスの号数と長さが台紙に印字されているので、まずはその値をそのまま基準にして、切って結び直しながら短くなったら交換するのが分かりやすい進め方です。

ハリスはどのタイミングで交換しますか

使用時間ではなく、指で触った感触で判断してください。

ざらつき、白っぽい擦れ跡、縮れた巻きぐせのどれかが出ていれば強度は落ちています。

魚を1匹取り込んだあとの結び目付近は特に傷みやすく、そのまま次を狙うより結び直したほうが確実です。

開封済みのナイロンは吸水と紫外線でも劣化するため、シーズンをまたいだ巻きは先端から数m捨ててから使います。

まとめ

「ハリス」はどれを選ぶ?

ハリスの号数は太さの表記で、1号が0.165mm前後という直径の階段だと分かれば、あとは対象魚のレンジを表から拾い、道糸より0.5〜1号細くするだけで一意に決まります。

素材はフロロカーボン、ナイロン、エステルのどれを底で使うか表層で使うかという選択で、迷ったときは擦れに強いフロロカーボンが無難です。

ぜひ本記事の号数表と道糸との差の目安を参考に、次の釣行で使う一巻きを選んでください。

あなたへのおすすめ