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スキーウェアのブランド|定番の特徴と選ぶときの基準を解説

スキーウェアのブランド|定番の特徴と選ぶときの基準を解説

売り場でタグを見比べると、ブランドが違っても「耐水圧10,000mm/透湿5,000g/㎡・24h」といった似た数字が並んでいます。

差が出るのはこの数値よりも、上着に中綿が入っているかどうか、そしてサイズの作りが細身かゆったりかという2点です。

同じ身長でもレーシング志向のブランドとパーク志向のブランドではワンサイズ分の体感差が出るので、数値だけを見比べても着心地は分かりません。

本記事では、中綿の有無で変わる着方・数値表記の読み方・ブランドを4タイプに分けた向き不向き・サイズ表記の確認手順を解説します。

アウトドア一歩 編集部

アウトドア一歩 編集部

「アウトドア一歩」は、釣り・登山・雪山・海辺・BBQ・観察・クマ対策・ポータブル電源まで、アウトドアの道具選びを用途別にまとめるメディアです。メーカーが公式に公開している仕様を確認したうえで、何を見て選べばいいのかを整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

スキーウェアのブランドで最初に分かれるのは中綿の有無です

上着に中綿が入っているタイプ(インサレーション)は、買ったその日に下にTシャツと薄手のフリースを着れば滑れます。

反対に中綿のないシェルタイプは、中間着で温度を調節する前提の作りなので、下に何も足さなければゲレンデでは寒いです。

この違いはブランドの性格とほぼ重なっていて、量販や入門向けのブランドは中綿入りの上下セットが中心、山も滑る人向けの総合アウトドアブランドはシェル中心という並びになります。

どちらを選ぶかは、滑っている時間とリフト待ちや休憩の時間の比率で決めてください。

年に数回ゲレンデへ行き、半日のうち半分は待ち時間か休憩という滑り方なら、中綿入りのほうが失敗しません。

一方で1日中数を滑る人やスクールに通う人は、中綿入りだと内側が汗で湿り、リフトに乗った瞬間に一気に冷えることがあります。

中綿の量と保温の関係はスキーウェアの選び方で耐水圧との兼ね合いまで解説しています。

耐水圧と透湿の数字は、ブランドをまたいで横並びに比べられます

耐水圧はミリメートル、透湿性は1平方メートルあたり24時間で何グラムの水蒸気を通すかで表記され、どちらも試験条件下の数値なので、ブランドが違っても同じものさしとして比べられます。

ゲレンデで実際に水圧がかかるのは、転んだときとリフトや雪の上に座ったときの尻とヒザです。

この2か所に体重が乗ると、生地の表面に強い圧力がかかるため、耐水圧が低いものは短時間でも中まで湿ります。

ただし数値が高ければ濡れないとは言えません。

水が入るのはたいてい縫い目とファスナーからで、そこを目止めしているかどうかは数値に表れないためです。

タグや商品説明で、縫い目全体を処理したフルシームシールなのか、肩や尻など一部だけのクリティカルシームなのかを確認してください。

表面の撥水加工(DWR)は使うほど落ちていく消耗する部分で、公表されている耐水圧の数値とは別ものです。

スキーウェアのブランドは狙う滑り方で4タイプに分かれます

競技・レーシング志向のブランド

体に沿った細身のシルエットで、伸びる生地を使い、中綿は薄いか入っていません。

装飾やポケットが少なく、腕を上げたときに裾が持ち上がらない立体的な作りになっています。

数を滑る人には動きやすい一方、中間着を厚くすると窮屈になります。

フリースタイル・パーク志向のブランド

身幅と着丈にゆとりがあり、雪の侵入を防ぐパウダーガードや、脇の下を開けて熱を逃がすベンチレーションが付くことが多いタイプです。

同じ表記サイズでもレーシング志向より一回り大きく感じます。

作りの考え方はスノーボードウェアの選び方と近く、売り場でも隣に並んでいます。

総合アウトドアブランド

登山用と共通の生地や縫製を使い、高い耐水圧とフルシームシールを備えたシェルが中心です。

中間着を自分でそろえる前提なので、初回の出費は上着だけでは済みません。

湿った雪や雨に近い条件でも行く人、ゲレンデの外も滑る人向けです。

量販・入門向けブランド

中綿入りの上下セットで展開され、サイズの選択肢が広く、袖丈や裾を伸ばせるジュニアモデルもそろっています。細部の作り込みは限られますが、年に数回のゲレンデなら不足しません。

タイプ別に見るスキーウェアの向き不向き

タイプ作りの特徴向いている人
競技・レーシング志向細身、伸縮生地、中綿は薄いか無し、装飾が少ない基礎スキーや競技で1日数を滑る人、スクールに通う人
フリースタイル・パーク志向ゆったりした身幅と長めの着丈、パウダーガードやベンチレーションパークで滑る人、座る動作が多い人、重ね着したい人
総合アウトドア高耐水圧のシェル中心、フルシームシール、レイヤー前提湿雪や悪天でも行く人、ゲレンデ外も滑る人
量販・入門向け中綿入りの上下セット、幅広いサイズ展開、ジュニア対応年数回のゲレンデ、まず一着そろえたい人、成長期の子ども

向かない組み合わせもはっきりしています。

レーシング志向の細身は、下に厚いフリースを着る人や体温が低くて寒がりな人には窮屈で、結局着られる中間着が限られます。

総合アウトドアのシェルは、中間着を持っていない状態で買うとゲレンデで寒く、初回の準備がいちばん重いです。

量販の中綿入りは、汗をかくほど滑る人だと内側が湿って乾かないので、1日券を毎回使い切る滑り方には向きません。

滑り方そのものがまだ決まっていないなら、スキー板の選び方で滑り方別の基準を確認してから、同じ方向のウェアに寄せると迷いが減ります。

スキーウェアのサイズ表記は、身長基準か号数かで意味が変わります

日本のブランドはS・M・Lや号数で展開し、海外ブランドは身長とチェスト(胸囲)の実寸で表記されることが多いため、同じ「M」でも中身が違います。

買う前に測るのは身長・胸囲・股下・裄丈(ゆきたけ/首の後ろから肩を通って手首までの長さ)の4つで、この数値をメーカーのサイズ表と突き合わせれば、タイプ別の体感差はかなり埋められます。

中間着を重ねる前提なら、胸囲は実寸より少し余裕がある側を選んでください。

パンツは丈の扱いで失敗しがちです。

スキーブーツを履くと足首が前に傾き、ブーツの上に裾をかぶせるため、街の服と同じ股下で選ぶと短くなります。

ブーツを履いた状態で裾がどこに来るかを想定して選び、裾を絞るスノーカフの有無も確かめてください。

丈の決め方はスキーパンツの選び方で解説しています。

フードは、ヘルメットをかぶったまま入る大きさかどうかで別ものになるので、ヘルメット対応と書かれているかを見てください。

撥水は必ず落ちるので、洗い方と回復のさせ方まで決めておく

表面の撥水は、使うほど落ちていきます。

落ちてくると生地の表面に水が染み込んで黒っぽくなり、透湿も鈍って内側が湿りやすくなるので、シーズン中に「前より濡れる」と感じたら生地の劣化ではなく撥水の低下を先に疑ってください。

汚れや皮脂が付いたままだと撥水は戻らないため、まずメーカーの洗濯表示に従って洗います。

柔軟剤は撥水を妨げるので使いません。

洗ったあとに熱を当てて撥水を回復させる方法を案内しているブランドもありますが、乾燥機が使えるかどうかは製品ごとに違うので、必ず自社の表示を確認してから行ってください。

回復しなくなったら撥水剤を使うことになります。

買い替えの目安は、目止めテープが縫い目から浮いてきたときと、生地が擦れて薄くなったときです。

装備全体では、ウェアより先にグローブの防水が落ちることが多く、スノーボードグローブの選び方で防水性と操作性の見方を解説しています。

よくある質問

上下セットで買うのと、別々に選ぶのはどちらがいいですか

上下で体格の差が大きい人や、上着とパンツで求める作りが違う人は別々のほうが合わせやすいです。

上半身は細くて脚まわりにゆとりが欲しいという場合、セットではどちらかが合いません。

まず一着そろえたいだけなら、色柄がそろって耐水圧も同等のセットで足ります。

スノーボード用のウェアをスキーで着てもいいですか

着られます。

生地の要求はほぼ同じで、違いは身幅と着丈、そして膝や尻の補強の位置です。

スノーボード用はゆったりした作りが多いので、細身で滑りたい人には合わないことがあります。

ブランドが違うと暖かさも変わりますか

中綿の量と生地の構造で変わりますが、同じ製品でも気温、風、滑走時間、中間着で体感は大きく動くので、ブランド名だけで暖かさの順番は決まりません。中間着と組み合わせて考えてください。

ウェアを買うタイミングはいつがいいですか

シーズンが始まってから探すと、人気の色とサイズから欠けていきます。

取扱いは店舗や時期で変わるものの、サイズの選択肢を確保したいなら使う季節の前に押さえるほうが安全です。

板やブーツを同時にそろえる場合、スキービンディングの調整で解放値の合わせ方と注意点を解説しているので、購入店での調整を前提に日程を組んでください。

まとめ

スキーウェアのブランド選びは、順位ではなく作りの方向で決まります。

待ち時間の多い滑り方なら中綿入り、汗をかくほど滑るならシェルと中間着という分け方が出発点で、そのうえで耐水圧と縫い目の処理、サイズ表記が身長基準か号数かを確かめれば、候補は数点まで絞れます。

細身のレーシング志向とゆったりしたパーク志向は同じ表記でも体感が違うので、実寸を測ってサイズ表と突き合わせるところは省かないでください。

ぜひ本記事のタイプ別比較表と、身長・胸囲・股下・裄丈の4か所を測る手順を参考に、自分の滑り方に合う一着を選んでください。

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