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スノーボードグローブの選び方|防水性と操作性の見方を解説

スノーボードグローブの選び方|防水性と操作性の見方を解説

リフトを降りて雪面に座り、ビンディングを締める。

その数十秒、手のひらと甲は雪に押し付けられています。

スノーボードグローブで最初に決まるのは、この場面に耐える防水の作りと、手首を覆うカフの長さです。

同じ「防水」表記でも、表地に撥水加工をしただけのものと、内側に防水透湿の膜を挟んだものがあり、メーカーが10,000mmといった耐水圧を公表しているのは後者にあたります。

5本指かミトンかという迷いは、そのあとの話です。

本記事では、防水と手首の作りで差が出る理由・5本指とミトンとトリガーの選び分け・サイズ表記の読み方と使ったあとの手入れまで、順に解説します。

アウトドア一歩 編集部

アウトドア一歩 編集部

「アウトドア一歩」は、釣り・登山・雪山・海辺・BBQ・観察・クマ対策・ポータブル電源まで、アウトドアの道具選びを用途別にまとめるメディアです。メーカーが公式に公開している仕様を確認したうえで、何を見て選べばいいのかを整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

スノーボードグローブは防水と手首の長さで差が出ます

撥水は表面で水をはじく処理なので、体重をかけて雪に手をついている時間が長いと表地が湿り、やがて内側まで抜けていきます。

内側に防水透湿の膜(インサート)を挟んだタイプは水の通り道をふさぐ作りで、ゴアテックスのように名前の付いた素材を採用したモデルもあります。

ただし縫い目の処理や気温、雪の湿り方で結果は変わるため、何時間乾いたままかを言い切れる製品はありません。

1日券で滑るなら膜入りを、半日でハイクもしないなら撥水中心でも足りる、という程度の切り分けで考えてください。

次に見るのが手首の作りです。

ウェアの袖の外側に被せる長いカフ(ガントレット)は、転んで手を突いたときに袖口から雪が入りにくいという利点があります。

袖の中に入れる短いカフ(リストタイプ)は着ぶくれせず、手首が動かしやすいという利点があります。

どちらを選ぶかは手持ちのウェアで決まる部分が大きく、袖口がゴムで細く絞られているウェアだと、長いカフは外側に被せにくくなります。

袖の作りから逆算したい場合は、スノーボードウェアの選び方で袖口と耐水圧の関係を解説しています。

手のひらの素材も確認したい点です。合皮やレザーで補強されている面は、ビンディングのラチェットを何度も引いても摩耗しにくく、雪に手をついたときの濡れ方も布地とは違います。

5本指・ミトン・トリガーの3タイプの違い

5本指

指が独立しているので、リフト券をポケットから出す、ゴーグルの位置を直す、ブーツの紐を引くといった動作をグローブのまま行えます。

そのぶん指どうしが離れているため、指1本あたりの表面積が大きく、同じ厚みなら保温はミトンに劣ります。

慣れないうちは細かい操作が多いので、最初の1組としては扱いやすいタイプです。

ミトン

指をまとめて1つの部屋に入れる構造で、指どうしが触れ合うため、同じ素材と厚みなら5本指より暖かくなります。

代わりにビンディングの締め込みやチャックの開閉がしにくく、脱いで作業する回数が増えます。

極寒の日や、手が冷えやすい人に向くタイプです。

トリガーミトン

親指と人差し指が独立し、残る3本がミトンになった中間型です。

人差し指が使えるのでラチェットのレバー操作やゴーグル拭きがしやすく、保温はミトン寄りに残ります。

品数は5本指より少ないので、サイズや色の選択肢は絞られます。

タイプ別に見る、自分に向くスノーボードグローブ

下の表は構造と向き先をまとめたものです。順位ではなく、滑る場所と手の冷えやすさで読んでください。

タイプ構造の特徴向いている人
5本指・膜入り指が独立、内側に防水透湿の膜初シーズンで操作が多い人、1日券で滑る人
5本指・撥水中心表地の撥水加工のみ、薄手が多い春先や半日利用、予備として2組目に持つ人
ミトン指をまとめて保温、操作は苦手手が冷えやすい人、気温の低い内陸のゲレンデに通う人
トリガーミトン人差し指だけ独立保温を優先しつつ、ビンディング操作も自分でしたい人
インナー取り外し式外側と内側が分離、内側だけ抜ける連泊で毎晩乾かしたい人、宿の乾燥設備が心もとない人

向かない組み合わせもはっきりしています。

パークで細かい調整を繰り返す人がミトン1組で通すと脱ぐ回数が増え、そのたびに内側が湿ります。

反対に、リフトとゲレンデの往復が中心で手が冷えやすい人が薄手の5本指だけで真冬に行くと、午後まで指先が戻らないことがあります。

1組で全部を賄おうとせず、薄手を2組目に足すという考え方も現実的です。

サイズが合っていないスノーボードグローブは指先から冷えます

大きめを買えば空気の層ができて暖かい、とはなりません。

指先が余った状態では体温が指の先まで届かず、余った布が中でよれて、かえって冷えます。

反対にきつすぎると血流が落ちるので、これも冷えの原因になります。

目安は、指を伸ばしたときに指先と生地の間が数ミリ残り、握ったときに手の甲が突っ張らない程度です。

サイズ表記はメーカーごとに手のひら周り(親指を除いた手の周囲)と中指の長さで示されることが多く、S・M・Lの実寸はブランド間で揃っていません。

通販で買うなら、メジャーで自分の手のひら周りを測ってからサイズ表と照らしてください。

試着できる店なら、インナーグローブを重ねる予定があるかどうかも伝えると外しにくくなります。

もう一点、雪をつかんだ手でゴーグルのレンズ内側を拭くと、曇り止めの加工を削ってしまいます。

グローブの甲に付いた起毛の面(ノーズワイプ)は顔や鼻をぬぐうための場所で、レンズ内側には使いません。

曇りそのものへの対処はスキーゴーグルの選び方でレンズの構造とあわせて解説しています。

表記の読み方|耐水圧・防水インサート・タッチ操作対応

耐水圧はミリメートル(mm)で示され、生地がどれだけの水圧まで水を通さないかを試験した数値です。

透湿度はg/m²/24hで、内側の水蒸気をどれだけ外へ逃がすかを示します。

どちらもメーカーが定められた条件で測った値なので、雪の湿り方や手をつく時間によって実際の濡れ方は変わります。

数値そのものの読み方はウェアと共通で、スキーパンツの選び方で耐水圧の目安を解説しています。

紛らわしいのが「WATERPROOF」とだけ書かれた表記です。

防水インサートが入っているのか、表地の撥水加工を指しているのかは、この一語では分かりません。

商品ページの素材欄に膜やインサートの名前が書かれているか、耐水圧の数値が併記されているかを見てください。

書かれていないものは、撥水中心の作りと考えて用途を絞るのが安全です。

タッチ操作対応は、指先に導電性の糸を編み込んでスマートフォンの画面を反応させる仕組みです。

反応する位置は親指と人差し指の先端だけという製品が多く、濡れると反応が鈍ります。

リフト上で長く操作する前提では考えず、写真を1枚撮る程度の機能と見ておくとずれがありません。

スノーボードグローブの手入れと買い替えの目安

滑った日の乾かし方

帰ったらまず、インナーが取り外せるタイプは引き出し、外側は裏返せる範囲で開いて室内で陰干しします。

ストーブの前や暖房の熱風に当てると、レザーが縮んだり防水の膜が傷んだりするので、時間はかかっても常温で乾かしてください。

撥水は使うほど落ちていくので、水がはじかなくなったらグローブに使える撥水スプレーで戻せる場合があります。

レザー部分の手入れは製品ごとに指定が違うため、メーカーの表示に従うのが確実です。

替えどきの見分け方

手のひらの合皮が擦れて下地が見えている、指先の縫い目が割れている、乾かしても内側が湿った感触のまま、このどれかが出たら替えどきです。

とくに膜入りのモデルは、外から見て破れがなくても水が入るようになることがあります。

滑っている途中で中まで濡れたときは、濡れたまま使い続けないでください。

指の感覚がなくなる、白くこわばるといった変化が出た場合は自分で温め方を判断せず、医療機関に相談してください。

よくある質問

スキー用グローブとスノーボード用は違いますか

規格として分かれてはいません。

傾向として、スノーボード向けは袖の外に被せる長いカフや手のひらの補強が厚いモデルが多く、スキー向けはストックを握る前提で手のひらが薄く作られたものが多いです。

表示にこだわらず、カフの長さと手のひらの素材で選んでください。

防寒作業用の手袋で代用できますか

膜が入った作業用手袋なら、リフト移動が中心の短時間なら使えることもあります。

ただしカフが短く手首から雪が入りやすいうえ、転倒して手をつく前提の補強がありません。

1日滑るならスノーボード用を選んでください。

インナーグローブは必要ですか

必須ではありませんが、汗を吸わせて中を乾かしやすくする、脱いだときに素手にならずに済むという使い方ができます。重ねる前提なら、グローブ本体はワンサイズの余裕を見て選んでください。

洗濯機で洗えますか

洗える製品と洗えない製品があり、レザーを使ったモデルは水洗い不可の表示が多いです。判断は製品タグとメーカーの案内に従い、表示がないものは中性洗剤を薄めた水で汚れた面を拭くだけにしておくのが無難です。

まとめ

スノーボードグローブは、防水インサートの有無とカフの長さで使える場面が決まり、5本指かミトンかはそのあとで操作性と保温のどちらを取るかという選択になります。

サイズは大きめが正解ではなく、指先に数ミリの余裕が残る寸法を手のひら周りの実寸から選ぶのが確実です。

表記に「WATERPROOF」とだけある製品は、耐水圧の数値や素材欄を確かめてから用途を絞ってください。

ぜひ本記事のタイプ別比較表とサイズの測り方を参考に、自分が滑る場所と手の冷えやすさに合う1組を選んでください。

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