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スノーボードブーツの選び方|締め方の種類と硬さの目安

スノーボードブーツの選び方|締め方の種類と硬さの目安

スノーボードブーツを店頭で履くと、つま先が軽く当たります。

それでも普段のスニーカーより0.5〜1cm小さい表記が合うことは珍しくありません。

インナーブーツは滑るうちに潰れて足の形に沈む(パッキング)ので、買った日にぴったりだと数日後には緩くなります。

もう一つ差が出るのがフレックス、つまり足首の曲げにくさです。

硬いブーツは板への反応が速い代わりに、低速では膝を曲げにくく、初心者ほど疲れます。

本記事では、フレックスと実寸の決め方・締め方3タイプの違い・ビンディングとの適合と乾かし方まで、順に解説します。

アウトドア一歩 編集部

アウトドア一歩 編集部

「アウトドア一歩」は、釣り・登山・雪山・海辺・BBQ・観察・クマ対策・ポータブル電源まで、アウトドアの道具選びを用途別にまとめるメディアです。メーカーが公式に公開している仕様を確認したうえで、何を見て選べばいいのかを整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

スノーボードブーツで最初に決まるのはフレックスと足の実寸

選ぶ順番を間違えると、あとの比較が無駄になります。

先に決めるのはフレックスと実寸の2つで、デザインや締め方はその後です。

フレックスは足首と甲の曲がりにくさを指し、多くのメーカーが1〜10、あるいはソフト・ミディアム・スティフといった段階で表示しています。

ただし共通規格ではないため、A社の5とB社の5が同じ硬さとは限りません。

数値は同一ブランド内の比較にだけ使ってください。

やわらかいブーツは足首が深く曲がるので、ターンの導入がゆっくりで、失敗しても板が急に反応しません。

硬いブーツはその逆で、少し傾けただけでエッジが立つ代わりに、スピードが出ていないと重く感じます。

体重が重い人や、パークで大きく踏み込む人がやわらかすぎるブーツを履くと、着地でくるぶしが内側に倒れて支えが足りなくなります。

実寸は、かかとを壁につけて立ち、いちばん長い指の先までをミリ単位で測ります。

左右で5mm前後違う人は珍しくないので、必ず両足です。

この数値が、次に出てくるサイズ表記を読む土台になります。

締め方は3タイプ|ダイヤル式・スピードレース・紐

足入れの感触が同じでも、締め方が違えば一日の使い勝手が変わります。構造の違いは、締める力の伝わり方と、途中で締め直せるかどうかに出ます。

ダイヤル式(ワイヤー)

甲のダイヤルを回すと内部のワイヤーが巻き取られ、手袋のままでも数秒で締まります。

上下2つのダイヤルで足首と甲を別々に調整できるモデルもあり、リフト上での締め直しがいちばん楽なタイプです。

反面、ワイヤーが切れると自力では締まらないので、ゲレンデでの応急処置はできません。

ワイヤーとダイヤルは交換部品として扱われることが多く、修理の可否は購入店で確認しておくと安心です。

スピードレース

ひも状のレースを上下2系列に分けて引くタイプで、引いた分だけ締まり、フックに巻いて留めます。

ダイヤルほど速くはありませんが、部位ごとの締め加減を手の感覚で決められます。

かじかんだ指でも扱いやすいのは太めのハンドルが付いたモデルです。

従来の紐(シューレース)

普通の靴と同じ通し方で、1穴ずつ力を変えられるため、甲が薄い人や幅が広い人が調整で逃げやすいのがこのタイプです。ただし濡れて凍ると結び直しが難しく、緩んだときの手間はいちばん大きくなります。

タイプ別に向いているスノーボードブーツはこう分かれる

締め方と硬さの組み合わせで、向く相手はかなりはっきり分かれます。年に何回滑るのか、どこを滑るのかを先に決めてから表を見てください。

タイプ特徴向いている人
やわらかめ+ダイヤル式足首が深く曲がり、締め直しが数秒で済む初めて自分のブーツを買う人、シーズン数回のゲレンデ滑走が中心の人
中間の硬さ+スピードレース部位ごとに締め加減を変えられ、反応も穏やか連続ターンを安定させたい中級者、幅の広いコースを長く滑る人
硬め+ダイヤル式2ダイヤル足首の支えが強く、荷重が板に直結する高速のカービングやパークで踏み込む人、体重があってブーツが潰れやすい人
やわらかめ+紐穴ごとに締め分けられ、甲や幅の逃げをつくれる甲高・幅広で既製サイズが当たる人、グラトリ中心の人

反対に向かないのもはっきりしています。

年数回のゲレンデしか行かない人が硬めのモデルを選ぶと、足首が曲がらず低速で膝に負担がかかります。

手先の細かい作業が苦手な人や、寒冷地で厚手のグローブを外したくない人には紐タイプは合いません。

スキーグローブの選び方では5本指とミトンの操作性の違いを解説していますので、締め直しの手間とあわせて考えてみてください。

サイズ表記の読み方とビンディングへの適合

スノーボードブーツのサイズは、cm表記だけでなくモンドポイント(MP)で書かれていることがあります。

MPは足長のミリ数がそのまま数字になった表記で、265なら足長26.5cmが目安です。

US・UK表記が併記されるモデルもありますが、換算はブランドごとに微妙に違うため、必ずMPかcmを基準に選んでください。

同じ26.5cmでも、シェルの幅(ワイズ)が違えば当たり方は変わります。

もう一つ確認するのがビンディングとの適合です。

ビンディングはS・M・Lなどの区分で、対応するブーツサイズの範囲がメーカーから公表されています。

ブーツだけ買い替えて範囲を外れると、ストラップが締まりきらない、あるいはベースプレートからかかとがはみ出すという状態になります。

板の幅も関係します。

ブーツのつま先とかかとが板の幅より大きくはみ出すと、深く傾けたときに雪面に触れて引っかかります(トゥドラッグ)。

足のサイズが27.5cm以上ある人は、ワイド系の板か、外形を短く抑えた設計のブーツを候補に入れてください。

失敗しやすいスノーボードブーツの選び方

いちばん多いのは、余裕を見て大きめを買うことです。

スニーカーと同じ感覚で1cm大きくすると、パッキングで内部が沈んだあとにかかとが浮き、力を入れるたびに足が前後に動きます。

かかとが浮くブーツは、荷重が板に伝わらないだけでなく、擦れの原因にもなります。

試着では、締めたうえで膝を前に曲げ、かかとが上がらないかを見てください。

靴下も判断を狂わせます。

厚手の靴下を重ねて試着すると、実際に滑る日の薄手のソックスでは緩みます。

スノーボード用の薄手ソックス1枚で合わせるのが基本で、寒さは靴下の厚みではなくインナーとウェアで対処してください。

スノーボードウェアの選び方では、耐水圧とサイズの決め方を解説しています。

レンタルブーツの番号をそのまま買うのも危ないところです。

レンタル品は多くの人が履いてインナーが潰れているため、実際より大きい番号で足に合っていたケースがあります。

座って履いた感触だけで決めるのも避けたいので、店内で立ち、膝を曲げ伸ばししてから判断してください。

買ったあとのスノーボードブーツの手入れと寿命

滑り終えたら、インナーが外れるモデルは抜いて、シェルと分けて陰干しします。

ストーブの前やドライヤーの熱風は、接着部や樹脂を傷めるので当てないでください。

ブーツバッグに入れたまま車に積んでおくと、内部が湿ったまま翌週を迎えることになります。

寿命の目安は使用日数で、インナーのパッキングが進むと同じ締め方でもかかとが浮きます。

ダイヤルを以前より多く回すようになったら、緩んできた合図です。

ソールのラグが摺り減って平らになると、リフト乗降時に滑りやすくなります。

シェルの内側から細かいひび割れが出るのも交換の判断材料になります。

足の形に合わせてインナーを成形するヒートモールドに対応したモデルは、専用の機材を持つショップで作業してもらうのが前提です。

家庭のドライヤーや湯につける方法は、温度が管理できず変形の失敗につながるので勧めません。

なお、痛みや腫れが続く場合は自分で当て物を工夫せず、医療機関に相談してください。

よくある質問

普段の靴より小さいサイズを選ぶべきですか

小さくするのではなく、足長の実寸に合わせるのが正解です。

スニーカーは前後に余裕をとった作りが多いため、結果として表記が0.5〜1cm小さくなることがあります。

試着でつま先が軽く触れ、膝を曲げたときに指先が離れる状態を目安にしてください。

ブーツを替えたらビンディングも買い替えですか

サイズ区分の対応範囲に入っていれば、そのまま使えます。

範囲を外れる、またはストラップが締まりきらない場合は交換が必要です。

購入前に、いま使っているビンディングの対応ブーツサイズを取扱説明書かメーカーサイトで確認してください。

ヘルメットやウェアより先にブーツを買うべきですか

レンタルで済ませにくいのがブーツなので、自分の道具を1つ買うならブーツからで問題ありません。

ただし頭部の保護は別の話です。

スノーボードヘルメットの選び方では規格とサイズの目安を解説しています。

トレッキングシューズと同じ考え方で選べますか

実寸から選ぶ点は同じですが、求める硬さの理由が違います。

登山靴は岩場で足裏をねじらせないための硬さで、スノーボードブーツは板を傾ける力を伝えるための硬さです。

トレッキングシューズの選び方では登山靴との境界を解説しています。

まとめ

スノーボードブーツは、フレックスと足長の実寸を決めてから、締め方タイプとビンディングの適合を確かめる順番で選ぶと迷いません。

フレックスの数値はブランド内の比較にしか使えず、サイズはMPかcmを基準に読むのが安全です。

大きめを買ってかかとが浮く失敗が最も多いので、試着では必ず立って膝を曲げてください。

ウェアやグローブの防水性は、寒さと締め直しの手間に直結します。

スキーウェアの選び方では耐水圧とサイズの決め方を解説していますので、あわせて確認しておくと装備の抜けが減ります。

ぜひ本記事の比較表と試着時の確認点を参考に、自分の滑り方に合う一足を選んでください。

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