ぶっこみ釣りの仕掛け|必要な道具と組み方の基本手順を解説

堤防でオモリ付きの仕掛けを投げ込み、竿を立てて置いておくのがぶっこみ釣りです。
動作は単純ですが、売り場の完成仕掛けの袋には「ハリス2号・針8号」と号数が並び、隣の棚にはオモリが1号から30号まで吊られています。
同じ「号」という表記でも、オモリは重さ(1号=3.75グラム)、糸は太さ、針は大きさを指すので、数字の大小をそのまま見比べても選べません。
しかもオモリの号数の上限を決めるのは狙う魚ではなく竿側の表記で、「オモリ負荷15号」と書かれた竿に30号を付けて振り込めば折れます。
本記事では、ぶっこみ釣りの仕掛けの構成・号数表記の読み方・竿の表示からの逆算手順・号数が合わないときに起きることを解説します。

アウトドア一歩 編集部
「アウトドア一歩」は、釣り・登山・雪山・海辺・BBQ・観察・クマ対策・ポータブル電源まで、アウトドアの道具選びを用途別にまとめるメディアです。メーカーが公式に公開している仕様を確認したうえで、何を見て選べばいいのかを整理してお伝えします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
ぶっこみ釣りの仕掛けは、オモリで餌を底へ運ぶ5つの部品
ぶっこみ釣りはウキを使わず、オモリの重さで餌を海底まで沈め、その場に置いて魚が食うのを待つ釣り方です。
上から順に道糸、オモリ、サルカン(糸と糸をつなぐ金具)、ハリス(針を結ぶ先端の糸)、針という並びで、部品は5つしかありません。
同じ底を狙う投げ釣りが天秤(てんびん)で砂浜から遠くへ飛ばすのに対して、ぶっこみ釣りは足元から数十メートルまでの範囲で、堤防の際やテトラの隙間といった障害物のそばを直接狙います。
狙う相手はチヌ、セイゴ、カサゴ、アナゴ、ウナギなど底にいる魚が中心で、餌は青イソメのような虫餌、魚の切り身、活きエビが定番です。
仕掛けが単純なぶん、餌の選択が釣果を左右する部分は大きくなります。
餌ごとの向き不向きは釣り餌の種類と選び方で解説しています。
中通し・捨てオモリ・テンビンの3タイプは、根掛かりの多さで選ぶ
| タイプ | 構造 | 向く場所 |
|---|---|---|
| 中通しオモリの遊動式 | 道糸に穴の空いたオモリを通し、サルカンで止めてハリスと針をつなぐ | 堤防の際、船着け場など底が比較的きれいな場所 |
| 捨てオモリ式 | オモリを細い糸で枝状に付け、根に噛んだときオモリだけが切れる | テトラ帯、ゴロタ場、根の荒い磯 |
| 小型テンビン式 | 金属の腕でオモリとハリスを離し、糸の絡みを抑える | 砂地や、少し投げて広く探る場面 |
迷ったときは中通しオモリの遊動式が基準になります。
魚が餌を引いたときオモリの中を道糸が滑るので、置き竿でもアタリが手元と穂先に出やすいためです。
反対に、10分で2回も根掛かるような場所では捨てオモリ式に替えてください。
オモリを失う代わりに、針とハリスは残るので仕掛け全体を作り直さずに済みます。
なお、テトラや磯に立つならライフジャケットを必ず着用してください。
国の型式承認を受けたものには桜マークが付いており、船で使う場合は着用が義務づけられています。
ぶっこみ釣りの号数は、竿のオモリ負荷から逆算する
オモリの号数
最初に見るのは竿の表記です。
磯竿や万能竿には「オモリ負荷2〜5号」「錘負荷15号」のような数字が入っていて、これがその竿で振り込める重さの範囲を示します。
1号=3.75グラムの換算なので、15号ならおよそ56グラムまでという意味になります。
範囲内で実際に何号を使うかは、水深と潮の速さしだいです。
足元を狙う堤防なら軽めから始め、仕掛けが底で転がって流されるなら1段上げ、根掛かりが増えるようなら下げてください。
竿側の表記の読み方は釣竿の選び方で解説しています。
道糸とハリスの号数
糸の号は太さの表記で、数字が大きいほど太く、切れにくくなります。
ややこしいのは、ルアー用の糸に多いlb(ポンド)が強度の表記だという点で、号とlbは別の指標なので同じ物差しで比べられません。
ぶっこみ釣りの組み合わせでは、ハリスを道糸より1段細くしておくのが基本です。
根掛かりしたときにハリスから切れれば、失うのは針とハリスだけで、オモリと仕掛け全体は回収できます。
針の号数
針の号数は種類ごとに独立した基準なので、チヌ針の3号とセイゴ針の3号は同じ大きさではありません。
数字だけで買うと餌に対して大きすぎたり小さすぎたりするため、完成仕掛けなら袋に書かれた対象魚名を、バラ針なら針の種類名と号数をセットで確認してください。
自分でハリスに結ぶ場合、結び方は外掛けと内掛けの2種類で足りますので、手順は釣り針の結び方で解説しています。
号数がずれると出る症状と、ぶっこみ釣りの表記の確認場所
オモリが軽すぎると、仕掛けが潮に押されて底を離れ、餌が浮いたまま流されます。
隣の人の糸と絡む「オマツリ」もこれが原因です。
逆に竿のオモリ負荷を超える号数を付ければ、振り込んだ瞬間に穂先が折れることがあります。
ハリスを道糸より太くしてしまった場合はもっと厄介で、根掛かりのときに弱い側である道糸が切れるので、オモリごと仕掛けを丸ごと失い、糸も残りません。
確認する場所は決まっています。
完成仕掛けの袋の表には、対象魚・全長・ハリスの号数・針の種類と号数・入り数が印刷されています。
竿のオモリ負荷はリールシートの少し上か竿袋に書かれており、通販の場合は商品ページの仕様欄に「錘負荷」として並んでいます。
オモリの号数と重さの換算も袋に併記されていることが多く、書かれていなければ1号=3.75グラムで計算すれば足ります。
この3か所を見比べれば、袋を開ける前に組み合わせの可否は分かります。
よくある質問
完成仕掛けと自作、どちらから始めるべきですか
最初は完成仕掛けで十分です。
対象魚名が書かれた製品はハリスと針の組み合わせが釣り方に合わせて決まっているので、選ぶのは号数の大小だけになります。
自作に移るのは、針だけを小さくしたい、ハリスを長く取りたいといった具体的な不満が出てからで構いません。
道具一式の買いそろえ方は釣り道具の選び方で解説しています。
オモリは何号を買えばいいですか
竿のオモリ負荷の範囲内で、中間の号数とその上下を1つずつ、計3種類を持っていくのが現実的です。
潮の速さは同じ堤防でも時間帯で変わるため、1種類だけでは対応できません。
中通しオモリは号数ごとに袋売りされているので、まず中間の号数を多めに用意してください。
置き竿にしている間、竿はそのまま立てかけておいてよいですか
竿受けに固定し、さらに尻手ロープで手すりや荷物につないでください。
魚が餌をくわえて走ると竿ごと海に引き込まれますし、風や波でも倒れます。
堤防の上でも、足を滑らせれば水面までは一気ですので、ライフジャケットは着けたままにしておきましょう。
まとめ
ぶっこみ釣りの仕掛けは部品が5つだけで、選ぶ余地は号数に集まっています。
オモリは竿のオモリ負荷が上限で、その範囲内から水深と潮で決め、ハリスは道糸より1段細く、針は種類名と号数をセットで見る。
この順で決めれば、袋の数字に迷う場面はほとんどなくなります。
根が荒い場所だけは捨てオモリ式に替えると、失うものがオモリ1個で済みます。
ぜひ本記事の3タイプの比較表と号数の逆算手順を参考に、手持ちの竿に合う仕掛けをそろえてください。





