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水陸両用のラッシュガード|プールと海で使える条件を解説

水陸両用のラッシュガード|プールと海で使える条件を解説

商品ページに「水陸両用」とだけ書かれていて、素材欄はポリエステル85%・ポリウレタン15%という混率しか載っていない。この表記は国の規格でも業界の統一基準でもなく、水着と同じ伸縮生地を使っていて、濡れても型崩れせず乾きが早いことを指してメーカーが付けている言葉です。

そのため確かめる場所は「水陸両用」の4文字ではなく、素材の混率・UVカット率(またはUPF)・ジップの材質という3か所になります。

ここを読めれば、同じ言葉が付いた製品どうしでも、海で泳ぐのに向くものと日除け中心のものを区別できます。

本記事では、水陸両用表記の中身・混率とUPFの読み方・遊ぶ場所別の選び分け・洗い方までを解説します。

アウトドア一歩 編集部

アウトドア一歩 編集部

「アウトドア一歩」は、釣り・登山・雪山・海辺・BBQ・観察・クマ対策・ポータブル電源まで、アウトドアの道具選びを用途別にまとめるメディアです。メーカーが公式に公開している仕様を確認したうえで、何を見て選べばいいのかを整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

「水陸両用」はラッシュガードの規格ではなく、水着生地を使っているという表記

紫外線の遮蔽率にはJIS L 1925(繊維製品の紫外線遮蔽性の試験方法)という試験規格があり、防護指数のUPFにもオーストラリア・ニュージーランドのAS/NZS 4399という規格があります。一方で「水陸両用」に対応する規格はなく、どこまで満たせばそう書けるという線引きも決まっていません。

水着生地に共通する性質

それでも表記が通じているのは、水着に使われる生地がほぼ2タイプに絞られるからです。

ナイロンにポリウレタンを数%から20%程度混ぜたものと、ポリエステルに同じくポリウレタンを混ぜたもので、どちらも繊維そのものが水をほとんど吸わないため、水から上がってしばらく風に当てれば乾きます。

伸縮するので濡れて重くなっても形が保たれ、そのまま海から砂浜、砂浜から日陰へと動いても着替えが要りません。

この状態を短く言い換えたのが水陸両用という言葉です。

「水陸両用」と「UVカット」は別の話

混率が水着生地でも、紫外線の遮蔽率が高いとは限りません。

遮蔽率は生地の厚みや編みの密度、色、加工で決まるため、薄手で明るい色のものは数値が低めに出ることがあります。

逆にUVカット率だけが大きく書かれていて、素材が綿混のものも売られています。

生地とUVカットは別々に確かめてください。

生地そのものの見方はラッシュガードの選び方で解説しています。

ラッシュガードの表記を読み分ける|混率・UVカット率・ジップの材質

商品ページに並ぶ表記のうち、水辺で使えるかどうかに関わるのは次の5つです。

表記意味見るときの注意
ナイロン/ポリエステル+ポリウレタン◯%水着と同じ伸縮生地。水を吸いにくく乾きが早い綿・レーヨン・コットン混の記載があれば水中向きではありません
UPF50+紫外線防護指数の最高等級(AS/NZS 4399)乾いた生地での試験値です。濡れて伸びた状態の値ではありません
UVカット率◯%生地が紫外線を遮る割合UPFとは別の指標なので、数字の大小だけで比べられません
フラットシーマ縫製縫い目を平らに縫い合わせた仕様肌に当たる凹凸が小さく、擦れが気になる人向けです
樹脂ジップ/フロントジップ前開きの留め具と材質金属ジップは海水で錆びることがあります

ポリウレタンの混率が高いほど伸びますが、この繊維は塩素と紫外線、それに熱で劣化します。

プールで週に何度も使うなら混率の低いポリエステル主体のほうが持ちがよく、体にぴったり沿わせたいなら混率の高いものが着やすいという関係です。

表記の書き方はブランドごとにかなり違い、UPFだけを載せる会社と遮蔽率だけを載せる会社が混在します。

定番ブランドの表記の傾向はラッシュガードのメンズブランドで解説しています。

遊ぶ場所から決める|泳ぐか歩くかでラッシュガードの仕様は変わる

混率とUVカット率まで読めれば、あとは自分がどこで何をするかで一意に決まります。

海やプールで泳ぐ

体に沿うフィットタイプで、ポリウレタン混の伸縮生地を選んでください。

だぼつくものは泳ぐと水を含んで肩に張り付き、腕が上がりにくくなります。

フルジップは水中で開くと生地が暴れるので、泳ぐ前提ならプルオーバー(かぶりタイプ)かハーフジップが扱いやすいです。

ボードに腹をつけて漕ぐ動きが加わるなら、縫い目の位置まで見る必要があるのでサーフィン用ラッシュガードで解説している基準に合わせてください。

磯や川で水辺を歩く

濡れたり乾いたりを繰り返す使い方なので、乾きの早さが最優先になります。

長袖に加えて、岩で擦る前腕をかばえる厚さがあるものが安心です。

足元は生地では守れないため、ソールのあるマリンシューズを別に用意してください。

厚さとサイズの合わせ方はマリンシューズの選び方で解説しています。

なお堤防や磯へ出るなら、ラッシュガードとは別にライフジャケットの着用が前提です。

水にはほとんど入らない

日除けが目的なら、フィットより風の通るゆったりしたシルエットのほうが涼しく、UVカット率や UPF の表示があるものを選べば足ります。この用途なら綿混でもかまいませんが、途中で水に入る可能性が少しでもあるなら水着生地にしておいたほうが後が楽です。

水着生地でないものを海に着ていくと起きること

綿混のトップスは水を吸って重くなり、濡れたまま風に当たると体温を奪われます。

伸びきって肩から落ちるので泳ぎにくく、砂を含むと生地の間に残って肌を擦ります。

乾かないまま帰り道を過ごすことにもなるため、水に入る予定があるなら混率の欄を先に見てください。

ラッシュガードは保温着ではありません

水陸両用と書かれていても、生地は薄く、水温から体を守る構造ではありません。

体温を保つのは水の層を厚みで抱えるウェットスーツの役割で、初夏や秋の海、水温の低い川では、ラッシュガードだけでは冷えが進みます。

寒さを感じる時期に長く水に浸かるなら、装備そのものを分けて考えてください。

子どもは体が冷えやすいので、着せ方と休憩の取り方はベビーのラッシュガードで解説している注意点が参考になります。

使ったあとは真水で塩と塩素を落とす

海水の塩分はジップの金具を錆びさせ、プールの塩素はポリウレタンを劣化させます。

帰ったらできるだけ早く真水で押し洗いし、絞らずに水気を切って、直射日光の当たらない場所で陰干ししてください。

乾燥機と熱風は伸縮繊維を痛めるので使わないほうが長持ちします。

よくある質問

「水陸両用」と書いていないラッシュガードは海で使えないのですか

表記がなくても、素材欄がナイロンまたはポリエステルとポリウレタンの組み合わせなら水着と同じ生地なので、海で着ても問題ありません。

判断は表記より混率で行ってください。

逆に「水陸両用」とあっても綿混の記載があるものは、水中向きとは言えません。

プールと海で同じものを着まわせますか

生地としては同じもので使えます。

ただし塩素はポリウレタンを劣化させるため、プールで頻繁に使うなら伸縮繊維の混率が低いものを選び、使用後は毎回真水で洗ってください。

施設によって着用できる衣類の規定が違うので、プール側の案内も確認しておくと確実です。

UPF50+なら濡れても紫外線を防げますか

UPFは乾いた生地で測った値で、濡れて生地が伸び、目が開いた状態の数値ではありません。

長く水に浸かるなら、生地の数値だけに頼らず、日陰での休憩を挟む前提で考えてください。

日焼けの症状が強く出た場合は医療機関に相談してください。

まとめ

ラッシュガードの「水陸両用」は規格ではなく、水着と同じ伸縮生地を使っているという意味の表記です。

確かめるのは素材の混率・UVカット率かUPF・ジップの材質の3か所で、そのうえで泳ぐのか水辺を歩くのか日除けだけなのかを決めれば、シルエットと前開きの形まで絞れます。

ぜひ本記事の表記の読み分け表と場所別の選び分けを参考に、自分が入る水と過ごし方に合う1枚を選んでください。

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