カゴ釣りの仕掛け|ウキ止めから針までの組み方と号数の目安

釣具店のカゴ釣りコーナーには、遠投ウキに「10号」、テンビン付きカゴに「8号」と、同じ形式の号数が並んでいます。
ところがウキの号数は背負えるオモリの重さ、カゴやオモリの号数はそれ自体の自重なので、示しているものが正反対です。
基準になる換算は1号=3.75グラムで、10号のウキなら37.5グラム前後まで支えられると読みます。
この関係を知らずに3号のウキと10号のカゴを組めば、投げた直後にウキごと海底へ引き込まれます。
本記事では、カゴ釣り仕掛けの号数表記の読み方・ウキとカゴの組み合わせ方・道糸とハリスの決め方を解説します。

アウトドア一歩 編集部
「アウトドア一歩」は、釣り・登山・雪山・海辺・BBQ・観察・クマ対策・ポータブル電源まで、アウトドアの道具選びを用途別にまとめるメディアです。メーカーが公式に公開している仕様を確認したうえで、何を見て選べばいいのかを整理してお伝えします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
カゴ釣りの号数は、ウキとカゴで意味が逆になります
号は尺貫法の匁(もんめ)に由来する単位で、1号=3.75グラムという換算がすべての基準です。
オモリやカゴに書かれた号数は自重そのものを表すため、8号のカゴなら鉛の部分を含めて30グラム前後になります。
一方でウキの号数は「オモリ負荷」と呼ばれる浮力の表記で、そのウキが水面に立った状態で支えられる重さの上限を意味します。
数字が大きいウキは自重も浮力も大きく、太くて長い形になるので、店頭で見比べると10号と3号ではひと目で太さが違います。
紛らわしいのは、道糸やハリスにも「号」が使われる点です。
ラインの号数は太さ(直径)の目安で、引っ張り強度はlb(ポンド)で別に併記されます。
重さの号・浮力の号・太さの号という3タイプが同じ仕掛けの中に同居しているので、パッケージを見るときは何の号数なのかを毎回確かめてください。
ウキとオモリの号数の関係はフカセ釣りでも同じ考え方で、フカセ釣りの仕掛けではガン玉との組み合わせを釣り場別に解説しています。
ウキ負荷とカゴの重さの組み合わせ早見表
カゴ釣りの仕掛けは、ウキのオモリ負荷とカゴの号数を同じ数字でそろえるのが基本形です。
カゴが軽すぎればウキが立たずにアタリが出ず、重すぎればウキが水面下に消えたままになります。
| ウキのオモリ負荷 | カゴ・オモリの重さ | 向く場面と対象魚 | 竿の号数の目安 |
|---|---|---|---|
| 3〜5号 | 約11〜19g | 港内や堤防の中距離、小アジ・小サバ | 磯竿2〜3号 |
| 6〜8号 | 約22〜30g | 堤防からの中遠投、アジ・イサキ | 磯竿3号 |
| 10号 | 約37.5g | 堤防や地磯の遠投、イサキ・マダイ | 磯竿3〜4号 |
| 12〜15号 | 約45〜56g | 潮の速い磯での遠投、マダイ・青物 | 磯竿4〜5号 |
最初の1組を選ぶなら、堤防で使える8号か10号が扱いやすい範囲です。
この重さなら市販のテンビン付きカゴの種類も多く、風が出ても仕掛けが飛びます。
ただしカゴの重さは竿の適合オモリ負荷を超えてはいけないので、手持ちの竿がある人はカゴ側ではなく竿の表記から先に見てください。
適合表示の読み方は釣竿の選び方で長さと硬さの見方とあわせて解説しています。
カゴ釣りの道糸とハリスは対象魚から逆算します
道糸は号数と巻き量の両方で決める
道糸はナイロンの4〜6号が定番で、8号や10号のカゴを振り切るなら5号前後が扱いやすい太さです。
細いほうが飛距離は伸びますが、遠投で号数を下げすぎるとキャスト時の衝撃で高切れが起きます。
リールは道糸5号を150メートル以上巻ける中型スピニングが目安になり、番手では3000〜5000番あたりが該当します。
ハリスは道糸より細く、ハリは口の大きさで選ぶ
ハリスはフロロカーボンを使い、道糸より1〜2号細くするのが原則です。
根に掛かったときや不意の大物が来たときに、ハリスだけが切れて道糸とウキが残るためです。
号数はアジ・サバなら1.5〜2号、イサキで2〜3号、マダイや青物をねらうなら4〜6号まで上げます。
ハリは対象魚の口に合わせ、アジには伊勢尼の8号前後、マダイねらいには10号前後を選ぶと大きく外れません。
エサをオキアミにするかどうかでもハリの形が変わるので、釣り餌の種類と選び方で対象魚別の使い分けを解説しています。
号数が合わない仕掛けで起きること
ウキ負荷よりカゴが重いと、ウキは着水後すぐに水面下へ引き込まれ、アタリも棚も分かりません。
逆にカゴが軽すぎるとウキが横倒しになり、寝たままの姿勢では魚が引いた動きが表れません。
どちらも「魚がいないから釣れない」と誤解しやすい失敗で、原因は仕掛けの号数の不一致です。
ハリスの号数を外した場合は症状が別に出ます。
太すぎるハリスはオキアミの動きを不自然にしてアタリが減り、細すぎればキャストの衝撃や歯の鋭い魚で切れます。
号数を上げれば安心という判断にはなりません。
確認する場所は決まっていて、ウキは本体にプリントされた「オモリ負荷」の欄、カゴは製品名に付く号数、ラインはスプールの号とlbの併記です。
通販で買うときは商品ページの仕様表にオモリ負荷が載っているので、カゴの号数と同じ数字かどうかを注文前に見比べてください。
同じ号数表記でも製品ごとにトップの浮き方は違い、コマセの詰め方や潮の速さでも沈み方は変わります。
数字を合わせたうえで、現場ではウキの立ち方を見て小さなオモリを足し引きするのが実際の調整です。
よくある質問
完成仕掛けと自作、どちらから始めればいいですか
市販の完成仕掛けから始めるほうが確実です。
ウキ・テンビン・カゴ・ハリスが号数のそろった状態で入っているので、組み合わせを外す心配がありません。
同じ号数構成を覚えてから、ハリスの長さやハリの号数だけを自分で替えていくと無駄が出ません。
カゴに鉛が付いていれば、オモリは別にいりませんか
号数付きのテンビンカゴを使うなら追加のオモリは不要です。
ただし鉛の付かないプラカゴやサビキ用の小カゴを使う場合は、ウキの負荷号数から逆算してオモリを足します。
仕掛け全体で支える重さを合わせるという考え方は変わりません。
ハリスは何メートルにすればいいですか
1.5〜2メートルが扱いやすい範囲で、竿の長さを超えると取り込みが難しくなります。
魚の反応が渋いときは長く、風が強くて仕掛けが絡むときは短くするのが調整の方向です。
オモリを底まで落とす釣りとの違いはぶっこみ釣りの仕掛けで組み方の手順とともに解説しています。
まとめ
カゴ釣りの号数は、ウキが浮力、カゴとオモリが自重、ラインが太さを表しており、1号=3.75グラムの換算をもとにウキとカゴを同じ号数でそろえるのが仕掛けの土台になります。
道糸は4〜6号、ハリスはそれより1〜2号細く、ハリは対象魚の口の大きさで選べば大きな失敗は起きません。
そろえる順番に迷うときは釣り道具の選び方で最初にそろえる一式と買う順番を解説しています。
ぜひ本記事の早見表とハリス号数の目安を参考に、自分がねらう魚と釣り場に合う組み合わせから選んでください。





