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スキーウェアの洗濯方法|撥水を落とさない洗い方と乾燥

スキーウェアの洗濯方法|撥水を落とさない洗い方と乾燥

シーズンが終わったスキーウェアを、袖口の黒ずみと汗のにおいごとクローゼットにしまうと、次の冬に出したときそのまま残っています。

洗濯で外せないのは2点で、柔軟剤を使わずに中性洗剤で洗うことと、脱水を1分以内で切り上げて陰干しすることです。

柔軟剤の油分は表地の撥水加工の上に残り、水をはじく力を弱めます。

ゴアテックスのような防水透湿素材は汚れが詰まると湿気の抜けが悪くなるので、放置するより洗ったほうが状態を保てます。

本記事では、洗濯表示の見方を含む家庭での洗い方の手順・柔軟剤や高温乾燥で起きる失敗・シェルや中綿といった素材別の分岐・洗う頻度の目安を解説します。

アウトドア一歩 編集部

アウトドア一歩 編集部

「アウトドア一歩」は、釣り・登山・雪山・海辺・BBQ・観察・クマ対策・ポータブル電源まで、アウトドアの道具選びを用途別にまとめるメディアです。メーカーが公式に公開している仕様を確認したうえで、何を見て選べばいいのかを整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

スキーウェアの洗濯は中性洗剤と弱水流で進める

最初に洗濯表示のタグを確認してください。

桶のマークに数字が入っていれば家庭で洗えて、その数字が上限の水温を示します。

桶に×が付いているものは家庭で洗えないので、クリーニング店に持ち込む前提で考えます。

手が描かれたマークなら洗濯機は使わず、浴槽や洗面台での押し洗いにしてください。

洗う前の下準備

  • ポケットをすべて空にします。リフト券や小銭、ティッシュが残っていると、溶けて全体に貼り付きます
  • ファスナーとベルクロ(面ファスナー)は全部閉じます。開いたままだと生地を引っかき、袖口のベルクロが表地を毛羽立たせます
  • 取り外せるフードやファー、スノースカートのボタンは外しておきます
  • 襟と袖口の黒ずみには、洗剤を水で薄めたものを先に含ませて数分置きます

洗濯機での洗い方

洗剤はおしゃれ着用の中性洗剤か、アウトドアウェア専用のものを選びます。

粉末は溶け残りが表地に白く残ることがあるため液体が無難で、量は表示どおりに計ってください。

ウェアは洗濯ネットに入れて単独で洗い、コースは手洗いまたはドライの弱水流にします。

すすぎは2回に設定し、脱水は1分以内で止めます。

長く回すと中綿が寄り、防水膜の縫い目を塞ぐシームテープにも折り目の負荷がかかります。

乾かし方

厚みのあるハンガーに掛け、ファスナーを開けて風の通る日陰に干します。

パンツは裾を上にして逆さに吊ると、内側に残った水が下へ落ちて乾きが早まります。

直射日光と暖房の吹き出し口の前は避けてください。

生地とシームテープが傷みます。

中まで完全に乾いたか、脇や膝の裏側を手で触って確かめてから収納します。

柔軟剤・漂白剤・高温乾燥で撥水が落ちる

撥水加工は表地の繊維の表面にごく薄く乗っているだけなので、油分や塩素で覆われると水をはじかなくなります。

撥水が落ちたウェアは、防水膜そのものが生きていても表地が水を吸って重くなり、内側の湿気が抜けにくくなります。

「雨で濡れた」と感じる不快感の多くは、この状態で内側にこもった汗です。

柔軟剤を入れてしまった

もう一度、柔軟剤なしの中性洗剤で洗い直してすすぎを増やしてください。

そのうえで市販の撥水スプレーを表地全体に均一にかけ、完全に乾かします。

ただし新品同様まで戻るとは限らないので、判断は次に着たときの水のはじき具合で決めます。

洗剤や汚れが白く残った

詰め込み洗いとすすぎ不足が主な原因です。

ウェアだけを単独で洗い、すすぎを2回に増やすと解消することが多いものの、それでも残る場合は洗剤の量を減らしてください。

ブラシで強くこするのは逆効果で、表地の毛羽立ちを招きます。

裏の縫い目のテープが浮いてきた

シームテープの剥がれは家庭では直せません。

無理に接着剤を塗ると防水膜まで固まってしまうため、メーカーの修理受付やリペア対応のある店に相談してください。

剥がれかけたウェアを高温の乾燥機に入れると悪化するので、乾燥機は表示で許可されている場合だけ使います。

スキーウェアの洗い方は素材と中綿で分かれる

同じスキーウェアという名前でも、中綿の入っていない薄いシェルと、ダウン入りのものでは手順が別になります。

買ったときの耐水圧や素材が分からなくなっている場合は、タグの繊維表示と洗濯表示の組み合わせで判断してください。

ウェア選びの段階から素材の意味を知っておきたいなら、スキーウェアの選び方で耐水圧と保温の関係を解説しています。

タイプ洗い方の要点乾かし方
中綿なしのシェル中性洗剤で単独洗い。汚れが少なければ短時間のコースで足りるハンガーで陰干し。半日から1日で乾く
化繊中綿入り脱水を短く。綿が偏ったら乾く前に手で叩いてほぐす厚みのある部分が乾くまで1〜2日みる
ダウン入りダウン対応の洗剤を使い、押し洗いか弱水流。生地を絞らない完全に乾かしてから手でほぐし、羽毛の塊を崩す
ドライ表示・水洗い不可家庭では洗わずクリーニング店へ店に任せる

クリーニングに出すときは、スキーウェアであることと防水透湿素材が使われていることを伝えてください。

溶剤で洗うと撥水剤が落ちる場合があり、撥水の再加工をオプションで受け付けている店もあります。

ウェアの下に着るインナーは化繊とウールで洗い方も乾きも違うため、スキーのインナーの選び方で素材ごとの性質を解説しています。

スキーウェアを洗う頻度は年1回と汚れたときの2軸で決める

基本は、シーズンの滑り納めに1回洗って乾かしてからしまう形です。

汗の塩分と皮脂が残ったまま夏を越すと、においが定着し、生地の劣化も進みます。

シーズン中は、転倒で泥や樹液が付いたとき、内側が汗で湿ったまま何日も続いたときに洗います。

滑走日数が10日を超えるあたりから襟の汚れが目に見えてくるので、そこを目安にしても構いません。

毎回洗う必要はありません。

1日滑った後は、ハンガーに掛けて室内で乾かし、雪と泥を濡れタオルで拭き取るだけで十分です。

洗う回数が増えるほど撥水加工は減っていくため、汚れの度合いで判断してください。

用意しておくと迷わないのは、おしゃれ着用の中性洗剤・大きめの洗濯ネット・撥水スプレー・厚みのあるハンガーの4点です。

専用洗剤がなければ中性洗剤で代用でき、洗濯ネットも枕用の大きめのもので足ります。

反対に代用できないのが撥水スプレーで、防水スプレーの中にも革靴用など生地に向かないものがあるので、衣類用かつ表地の素材に対応した表記を確かめてから買ってください。

ボードウェアも構造は同じなので、スノーボードウェアの選び方で耐水圧の考え方を解説しています。

よくある質問

コインランドリーの大型洗濯機で洗えますか

洗濯表示で水洗いが許可されていれば洗えます。ただし標準コースは水流が強いので、手洗いやドライに相当するコースを選び、乾燥機は表示で許可されている場合だけ低温で短時間にしてください。

洗った後に撥水スプレーは必ず必要ですか

洗った直後に水をはじいているなら、そのまま使ってかまいません。

肩や腕の表面だけ水が染みるようになっていたら、その部分を含めて全体に均一にかけます。

スプレーは屋外か換気した場所で使ってください。

乾燥機の熱で撥水が復活すると聞きました

熱で撥水剤が再び働くと案内しているメーカーもありますが、対応の可否は製品ごとに違います。タグに乾燥機の使用が許可されていないウェアで試すと、生地やシームテープを傷めるので避けてください。

ゴーグルやグローブも一緒に洗えますか

ゴーグルは洗濯機に入れないでください。

レンズ内側の曇り止め加工が落ちます。

手入れの方法はスノーボードゴーグルの選び方で曇り対策とあわせて解説しています。

グローブは革か化繊かで扱いが変わるため、こちらもタグの表示に従ってください。

まとめ

スキーウェアの洗濯は、洗濯表示を確認し、柔軟剤なしの中性洗剤で単独洗い、脱水は1分以内、そして陰干しで完全に乾かすという流れを守れば大きく外しません。

撥水が落ちる原因は柔軟剤と漂白剤、そして高温の乾燥に集約されるので、この3つを避けるだけで持ちが変わります。

中綿の有無とドライ表示の有無で手順が分かれる点も、しまう前に一度タグを見ておけば迷いません。

ぜひ本記事の手順と素材別の目安を参考に、シーズン終わりの一回をていねいに済ませてから収納してください。

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