ルアーの結び方|すっぽ抜けにくい基本ノット3種の手順を解説

合わせた瞬間に竿先が軽くなり、ラインの先からルアーが消えている。
ルアーの結び方は何十種類も紹介されていますが、最初に覚えるのはインプルーブドクリンチノットとユニノットの2つで足ります。
巻き数は4〜6回、締める前に結び目を水で濡らす、端は1〜2mm残して切る。
この3点を守るかどうかで、結び目の強度は大きく変わります。
乾いたまま一気に締めるとラインの表面が摩擦で傷み、そこから切れることがあります。
本記事では、2つの結び方の手順・すっぽ抜けと高切れが起きる原因・ナイロンとPEで変わる結び方・スナップを使う判断を解説します。

アウトドア一歩 編集部
「アウトドア一歩」は、釣り・登山・雪山・海辺・BBQ・観察・クマ対策・ポータブル電源まで、アウトドアの道具選びを用途別にまとめるメディアです。メーカーが公式に公開している仕様を確認したうえで、何を見て選べばいいのかを整理してお伝えします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
ルアーの結び方は、クリンチノットとユニノットの2つで足ります
どちらもラインをルアーのアイ(金属の輪)に直接結ぶ方法で、必要なのはラインを切る道具だけです。
細いラインでも太いラインでも組めて、暗い時間帯に手の感覚だけでも結べるので、この2つが定番として残っています。
インプルーブドクリンチノット
- ラインをアイに通し、端を20cmほど出します。短いと最後の輪に通せなくなります
- 端を本線に4〜6回ねじって巻きつけます。細いラインは多め、太いラインは少なめにするのは、巻きが多すぎると締まりきらないためです
- アイの手前にできた最初の輪へ、端を通します
- 本線と端の間にできた大きな輪へ、もう一度端を通します。この一手を足した形がインプルーブドで、コブが滑って抜けるのを抑えます
- 結び目を水か唾で濡らし、本線をゆっくり引いてコブをアイまで寄せます
- 端は1〜2mm残して切ります
ユニノット
- アイに通した端を本線に沿わせて折り返し、細長い輪を作ります
- 端をその輪の中に5〜6回巻き入れます
- 濡らしてから端を引いてコブを締め、続いて本線を引いてコブをアイまで滑らせます
- 端を1〜2mm残して切ります
ユニノットはコブを作ったあとで位置を動かせるため、アイとの間に数ミリの遊びを残して止めることもできます。
首を振らせて使うトップウォータープラグでは、この遊びがそのまま動きの自由度になります。
乾いたまま締めると、コブの根元から切れます
ナイロンやフロロカーボンは締め込みのときにライン同士がこすれ合い、濡れていないと表面が白っぽく傷みます。
傷んだ場所はそこだけ強度が落ちるので、キャストの振り出しやアワセといった負荷が最大になる瞬間に、コブの根元でちぎれます。
切れたルアーは回収できませんし、フックの付いた金属が飛ぶため、周囲に人がいるときは危険です。
端を切りすぎた
切り口をアイぎりぎりまで詰めると、締め込みが甘かった場合にコブが戻って抜けます。
1〜2mm残すのはそのためで、逆に1cm以上出したままだとゴミや藻を拾いやすくなります。
コブがアイの合わせ目にはまった
溶接されていないリングや、開いたままのスプリットリングに結ぶと、締め込みでコブが合わせ目の隙間に食い込みます。
細いラインほど噛まれやすく、引いた瞬間に切れます。
結ぶ前にアイの継ぎ目を指で触り、段差や隙間があれば別の場所で締めてください。
前の結び目の跡が残っている
一度結んだ場所はカールした跡が残り、そこは伸びも強度も元に戻りません。
結び直すときは、先端30〜50cmを切り落としてから新しく組むのが基本です。
ナイロン・フロロとPEでは、ルアーまでのつなぎ方が変わります
ナイロンとフロロカーボン
この2つはルアーへ直結してかまいません。
ナイロンは伸びがあって締め込みやすく、フロロは硬くて滑りやすいので、同じ太さならフロロのほうを1回多く巻くと締まりが安定します。
どちらも締め込みはゆっくり一定の速さで引き、途中で止めたり急に引いたりしないようにしてください。
PEはリーダーを介して結ぶ
PEラインは表面が滑らかで細い糸を編んだ構造のため、コブが締まりきらず、直結すると結び目の強度が落ちやすくなります。
また魚の歯や岩に触れただけで毛羽立つので、先端にフロロやナイロンのリーダーをFGノットなどで継ぎ、そのリーダー側にルアーを結ぶのが一般的な組み方です。
リーダーの太さはねらう魚と場所で変わり、メタルジグを投げる釣りではジグの重さともつり合わせます。
重さの目安は青物のルアーの選び分けで解説しています。
スナップを付ければ、ルアー交換のたびに結ばずに済みます
スナップとスプリットリング
スナップは開閉できる金具で、ノットの先に一度付けておけば、ルアーの掛け替えは指先だけで終わります。
ラインを切って結び直す回数が減るぶん、ラインの消耗も抑えられます。
ただし強度は製品ごとのサイズ表記に従うので、大きな魚をねらう釣りで小さすぎるものを使うと、伸びて開くことがあります。
スプリットリングは工具なしでは開きにくく、その場での交換には向きません。
ルアー側のアイの形やウエイトとの相性はルアーの選び方で解説しています。
結び直すタイミング
朝に一度結んだままで一日通すのは避けてください。
根掛かりを強く引いて外したあと、魚を1匹取り込んだあと、そして1時間おきくらいに先端30cmを指でなぞり、ザラつきや曇りがあれば結び直すのが目安になります。
道具はラインカッターとプライヤーがあれば足り、カッターは小さなハサミや爪切りでも代用できます。
最初にそろえる一式は釣り道具の買う順番で解説しています。
よくある質問
巻き数は何回が正解ですか
ラインの太さで変わります。
4〜6回が基準で、細い糸ほど多く、太い糸ほど少なくします。
太いラインを6回以上巻くとコブが大きくなり、締め切る前に固まってしまいます。
パロマーノットのほうが強いと聞きましたが、覚えるべきですか
強度が高いとされる結び方ですが、二重にしたラインをアイに通す工程があるため、アイの穴が小さいルアーや太いラインでは通しづらくなります。
まずはクリンチノットとユニノットを確実に締められるようにして、余裕が出てから増やすほうが実用的です。
PEに直接結んではいけませんか
結ぶこと自体はできますが、コブが滑って強度が安定せず、根や魚の歯で毛羽立ちやすい弱点は残ります。
リーダーを継ぐ手間をかけたほうがトラブルは減ります。
スナップを付けると釣れなくなりますか
釣果は魚の状況で変わるので、付けたから釣れないとも、外したから釣れるとも言えません。
判断できるのは動きの違いで、アイの狭い小型ルアーではスナップの重さと大きさが泳ぎに影響します。
小さめのサイズを選ぶか、直結にするかで調整してください。
まとめ
ルアーの結び方は種類を増やすより、インプルーブドクリンチノットとユニノットを、濡らしてゆっくり締める手順まで含めて体に入れるほうが確実です。
切れるときの原因は締め込みの雑さ、端の切りすぎ、アイの合わせ目、前の結び目の跡のどれかに集まります。
PEを使うならリーダーを継ぎ、交換の多い釣りではスナップを挟むと結ぶ回数そのものが減ります。
ぜひ本記事の手順と結び直しの目安を参考に、次の釣行で結び目を作り直してみてください。





