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防水のトレッキングシューズ|ゴアテックスの見分け方と選び方

防水のトレッキングシューズ|ゴアテックスの見分け方と選び方

売り場では、同じ棚に「防水」と「撥水」のトレッキングシューズが並び、見た目はどちらも革とメッシュの組み合わせで区別がつきません。

違いは中身にあり、防水と書ける靴には水を通さない膜(メンブレン)が挟まっていて、ゴアテックスがその代表です。

撥水は表地の加工なので、使うほど落ちていきます。

やっかいなのは、レインウェアのような耐水圧のmm表記が靴には出てこないことです。数字で比べられないぶん、素材名と構造の表示をどう読むかで選択が決まります。

本記事では、防水表記の意味・行く場所ごとの選び分け・防水でも足が濡れる理由を解説します。

アウトドア一歩 編集部

アウトドア一歩 編集部

「アウトドア一歩」は、釣り・登山・雪山・海辺・BBQ・観察・クマ対策・ポータブル電源まで、アウトドアの道具選びを用途別にまとめるメディアです。メーカーが公式に公開している仕様を確認したうえで、何を見て選べばいいのかを整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

トレッキングシューズの「防水」は、膜で水を止める構造のことです

防水と表示されたトレッキングシューズは、表地と足に触れる裏地の間に、水滴は通さず水蒸気だけを通す膜を挟んでいます。

この膜が防水透湿メンブレンで、ゴアテックスがよく知られていますが、各社が独自に開発した防水素材を使うモデルもあります。

膜を入れていない靴に防水とは書けないので、この一語があるかどうかで構造がはっきり分かれます。

撥水加工は表地の話で、防水ではありません

撥水は表地の繊維に水をはじく処理をしたもので、雨粒が玉になって転がるのはこの加工の働きです。

ただし処理は摩擦と泥汚れで少しずつ落ち、落ちた部分の生地は水を吸います。

膜が入った靴なら表地が濡れても水は足まで届きませんが、撥水だけの靴では表地が吸った水がそのまま内側へ回ります。

同じ「水をはじく」という言葉でも、止まる場所が生地の表面か生地の内側かという差になります。

耐水圧のmm表記は靴には出てきません

レインウェアやスキーウェアは耐水圧をmm、透湿性をg/m²で表示しますが、トレッキングシューズでこの2つの数値を公表するメーカーはほとんどありません。

数値で優劣を比べられないため、読者が判断に使えるのは素材名と構造の表示だけです。

数字そのものの読み方を知りたい場合は、スキーウェアの耐水圧と保温の基準で解説しています。

ウェア側の指標を知っておくと、靴の表示が素材名に寄っている理由も分かります。

防水表記は3タイプ|メンブレン内蔵・撥水加工・通気優先の違い

店頭と商品ページに出てくる表示は、大きく3タイプに分かれます。どれが上位ということではなく、水を止める性能と乾きやすさのどちらを取るかという選択です。

表示意味向いている人
GORE-TEX、防水メンブレン内蔵膜で水の侵入を止める。汗の抜けは内外の温度差しだい雨の予報でも歩く人、濡れた草地や泥道が多い人
撥水加工、DWR加工表地が水をはじく。摩擦と汚れで効果が落ちる晴れた日の日帰りが中心で、軽さを取りたい人
表示なし、メッシュ多用水は入るが通気がよく乾きやすい夏の低山、乾いた道、濡れる前提で歩く人

商品ページのどこを見るか

確認する場所はスペック欄の「アッパー素材」と「ライニング(裏地)」の行で、膜を使っているモデルはここに素材名が入ります。

GORE-TEXを採用したモデルは品名の末尾にGTXと付くことが多く、実物では履き口の内側やベロに黒いラベルが縫い付けられています。

「防水」の一語だけが書かれている場合、それが表地の撥水を指しているのか膜を指しているのかはライニングの記載で確かめてください。

カットの高さやソールの硬さと合わせて仕様全体を見比べたいときは、トレッキングシューズの選び方で解説しています。

行く場所と季節で決まる、トレッキングシューズの防水の選び分け

迷ったときは好みではなく、これから1年で雨や濡れた道を歩く回数から逆算してください。1回でも雨天の予定を含めるなら膜が入ったモデル、乾いた道の晴天日帰りだけなら通気優先という順序になります。

夏の日帰りで乾いた道を歩く

整備された登山道を晴れた日に歩くだけなら、メッシュの多い通気タイプのほうが快適です。

気温が高い時期は靴の中の湿気が抜けにくく、膜入りのモデルだと内側が湿ったまま歩くことになります。

夕立で濡れても、通気タイプは帰宅後に乾きやすいという利点があります。

雨・泥・残雪の道を歩く

朝露の残る草地、雨上がりのぬかるみ、春や秋に残る雪の上を歩くなら、膜入りを選んでください。

これらは水たまりを踏むかどうかではなく、足元の水分が長時間続くという条件で、撥水だけの靴では表地が吸い切ってしまいます。

あわせて履き口の高さも見る必要があり、その基準は登山靴のカットの高さとソールの硬さで解説しています。

防水トレッキングシューズが濡れる原因は、膜より履き口と汗

膜が入っていても足が濡れることはあり、原因の多くは膜そのものではありません。

履き口から入った水は抜けません

防水膜は靴の内部を袋のように包む構造なので、履き口より深い水に入れば上から水が入り、しかも入った水は膜に止められて外へ出ていきません。

ローカットで水深がくるぶしを超える場所、ミドルカットでも渡渉を伴う道では、防水表記があっても濡れる前提で考えてください。

濡れた足で歩き続けると靴擦れや冷えにつながるため、替えの靴下を持つほうが現実的な対策になります。

内側が湿るのは汗の結露です

膜の透湿は靴の内と外の温度差と湿度差で成り立つ仕組みなので、真夏の高温多湿では汗の量に追いつかず、内側が湿ります。膜が破れたわけではないので、靴下の厚みを変えたり休憩時に脱いで乾かしたりするほうが実際的です。

表地の撥水が落ちると水を吸って重くなります

表地が水を吸って濡れた状態が続くと、生地の表面が水膜でふさがれて湿気の抜けも悪くなります。

泥を落としてから撥水剤をかけ直すと表面の水はじきが戻るので、手入れの手順は登山靴の洗い方と乾燥のコツで解説しています。

膜そのものは折れ曲がりや摩耗で少しずつ劣化しますが、何年もつという数字はメーカーも示していません。

よくある質問

防水スプレーをかければ、防水表記のないトレッキングシューズも防水になりますか

なりません。

防水スプレーは表地の撥水を回復させるもので、膜の代わりにはならず、水は縫い目や生地の隙間から入ります。

雨の日に歩く予定があるなら、膜が入ったモデルを選んでください。

「防水」と書いてあれば、沢を渡っても平気ですか

履き口より水位が高ければ上から入り、入った水は簡単には抜けません。渡渉のある道では、濡れる前提で替えの靴下を用意し、水量が多いときは無理に渡らないことが前提になります。

防水モデルは夏に暑いのでしょうか

膜が1枚増えるぶん通気タイプよりは湿気が抜けにくく、気温の高い時期は蒸れを感じやすくなります。夏の乾いた道が中心ならメッシュの多いモデル、雨も含めて年間を通して使うなら膜入りという分け方が無理のない選択です。

まとめ

トレッキングシューズの防水は、表地の撥水ではなく内側に挟んだ膜のことで、靴では耐水圧の数値が公表されないため、素材名とライニングの記載で読み分けます。

膜が入っていても履き口より深い水は入り、汗の量が多ければ内側は湿ります。

ぜひ本記事の3タイプの表記の読み方と、雨や濡れた道を歩く回数から逆算する決め方を参考に、自分の行く山に合う一足を選んでください。

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