釣り仕掛けの結び方|サルカンと枝針をつなぐ基本手順を解説

仕掛けを結び終えて投げた一投目で、ハリスだけが白く縮れて戻ってくる。
原因は結びの種類より、締め込むときの摩擦熱と、濡らさずに一気に引いたことにあります。
覚える結びは多くありません。
金具に結ぶユニノット、糸と糸をつなぐ電車結び、針に結ぶ外掛け結びの3つで、堤防の仕掛けはほとんど組めます。
本記事では、この3つの手順と締め込みのコツ・結び目が切れる原因と直し方・ナイロンとフロロとPEでの使い分け・結び替えの目安を解説します。

アウトドア一歩 編集部
「アウトドア一歩」は、釣り・登山・雪山・海辺・BBQ・観察・クマ対策・ポータブル電源まで、アウトドアの道具選びを用途別にまとめるメディアです。メーカーが公式に公開している仕様を確認したうえで、何を見て選べばいいのかを整理してお伝えします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
覚える仕掛けの結び方は、金具・糸どうし・針の3か所だけ
仕掛けで結ぶ相手は、サルカンやスナップなどの金具、道糸とハリスのような糸どうし、そして針の3種類しかありません。
結びの名前は無数にありますが、まずはこの3か所に1つずつ持っておけば足ります。
共通する要点は2つで、締める前に必ず水か唾で濡らすこと、そして本線(竿につながっている側)を引いて締めることです。
金具に結ぶ(ユニノット)
- 糸を金具の輪に通し、端を本線に沿わせて15センチほど折り返します
- 折り返した端で輪を作り、その輪の中に端を4〜5回巻き付けて通します
- 巻いた部分を濡らし、端を軽く引いて巻きを整えます
- 本線をゆっくり引き、巻きのコブを金具の輪まで滑らせます
- 余りは1〜2ミリ残して切ります
巻きを整えてから本線で引くのは、巻きが重なったまま締まると一点に力が集まって切れるためです。
余りをぎりぎりで切らないのも同じ理由で、結び目がわずかに緩んだときに抜けを止める余地になります。
糸と糸をつなぐ(電車結び)
- 2本の糸を20センチほど重ねて平行に置きます
- 片方の糸で、相手の糸を軸にしてユニノットと同じ巻きを4〜5回作ります
- もう片方も同じ手順で、反対向きに巻きを作ります
- 両方の巻きを濡らし、2本の本線を左右に引いてコブどうしを突き合わせます
コブが離れたまま使うと、引かれたときに片側だけが動いて緩みます。
突き合わせた後に指で押さえて動かないことを確かめてください。
針に結ぶ(外掛け結び)
針の軸にハリスを沿わせ、輪を作って軸ごと5〜6回巻き、輪の中を通して締めます。
締めるときはハリスが必ず針先側ではなく軸の内側(フトコロ側)に出るようにしてください。
外側に出ていると、魚が引いたときに結び目が軸を滑って抜けやすくなります。
締め込みを間違えると、仕掛けは魚ではなく結び目で切れます
ラインは結んだ部分で必ず本来の強度より弱くなり、切れるときはほぼ結び目です。
号数を上げても締め方が悪ければ同じところで切れるので、太さより締め込みを直すほうが先になります。
乾いたまま締めて白く縮れる
巻きが滑るときに摩擦熱が出て、糸の表面が溶けて縮みます。
結び目の手前が白っぽく縮れていたらこれで、投げた瞬間や合わせた瞬間に切れます。
濡らしてから、一定の速さで引いてください。
すっぽ抜ける
巻き数が足りないか、細くて滑りやすい糸に巻き数をそのまま流用したときに起きます。
結んだ直後に本線と端を左右に引いて、コブが動かないか確かめる癖をつけると、水辺で失うのを防げます。
余り糸の長さで釣りが変わる
長く残すとエサや他の糸を拾って絡み、短すぎると抜けます。
1〜2ミリを目安に、爪で触ってバリが立たない程度に切りそろえてください。
なお、道糸とハリスの結び目が竿のガイドの中に入る長さで組むと、キャスト時に引っかかって傷みます。
ガイドの種類やサイズの見方は釣竿のガイドとはで解説しています。
ナイロン・フロロ・PEで、使える結びが変わります
同じ手順でも、糸の素材によって締まり方がまるで違います。
仕掛け作りで扱うのは主にこの3つなので、手元の糸がどれかを確かめてから結んでください。
| 素材 | 性質 | 結ぶときの扱い |
|---|---|---|
| ナイロン | 伸びがあり、締まりやすい | ユニノットと電車結びがそのまま使えます |
| フロロカーボン | 硬くて張りがあり、表面が滑りやすい | 巻き数を1〜2回増やし、ゆっくり締めます |
| PE | 極端に滑り、熱と結び目に弱い | 金具直結は避け、リーダーを介してつなぎます |
フロロは太号数になるほど反発が強く、締めた後にコブが戻ることがあるため、締め終わってから指で引いて動かないかを毎回確かめてください。
PEは撚(よ)った繊維の束なので、輪に通して締めるタイプの結びだと締まりきらずに滑ります。
先端にナイロンかフロロのリーダーを電車結びやFGノットでつないでから、その先を金具に結ぶ組み方が基本です。
PEを使うのはルアー釣りが多く、投げる重さと号数の釣り合いはルアーの選び方で解説しています。
結び直す道具と、替えるタイミングの目安
専用品は多くありませんが、切る道具だけは用意してください。
ラインカッターか小型のハサミがあれば十分で、爪切りでも代用できます。
歯で噛み切るのは切り口が潰れて次の結びが通りにくくなるので避けたいところです。
細軸の針を数十本結ぶなら針結び器が楽になり、日没後に組み直す前提ならヘッドライトも要ります。
ライターで余りを焼いて玉にする方法は、ナイロンやフロロだと熱が結び目まで伝わって強度を落とすため、仕掛けの結びではおすすめしません。
替える目安は時間ではなく、糸の状態です。
根がかりを外した後、魚を数匹取り込んだ後、そして結び目の前後を指で挟んでザラつきを感じたときは、面倒でも切って結び直してください。
テトラや磯場では一投ごとに擦れるので、堤防より早く傷みます。
仕掛けを一から組む手順そのものは対象魚で変わり、身近な例はカニ釣りの仕掛けで解説しています。
針の大きさは狙う魚とエサで決まるので、釣り餌の種類と選び方もあわせて確認してみてください。
よくある質問
結び目を濡らすのは唾でもいいですか
問題ありません。
目的は摩擦熱を抑えて滑りをよくすることなので、水でも唾でもかまいません。
海水に浸けるのがいちばん手軽です。
市販の糸付き針を使えば結ばなくて済みますか
針の結びは省けます。
ただしハリスの長さと号数はあらかじめ決まっているため、狙う魚や潮に合わせて調整はできません。
結ぶ練習を兼ねて、自分で組む選択肢も残しておくと応用が利きます。
ユニノットとクリンチノットはどちらを覚えるべきですか
どちらでも金具には結べます。
ユニノットは同じ巻きの形を糸どうしの接続(電車結び)にも流用できるので、覚える手順を減らしたい人にはこちらが向いています。
結んだ仕掛けはどのくらい保管できますか
使わないまま置いたナイロンは、紫外線と熱で少しずつ劣化します。
車のダッシュボードのような高温になる場所は避け、仕掛け巻きに巻いて暗所に入れてください。
前のシーズンの残りは、投げる前に指で引いて確かめると安心です。
まとめ
仕掛けの結び方は、金具・糸どうし・針の3か所に1つずつ持てば足り、あとは濡らしてから本線でゆっくり締めるという共通の作法を守るだけです。
切れるのはほぼ結び目なので、号数を上げる前に締め方と余り糸の長さを見直してください。
糸の素材が変わったときだけ、巻き数とリーダーの有無を組み替えます。
ぜひ本記事の3つの手順と素材別の使い分けを参考に、次の釣行前に手元の糸で結んで確かめてみてください。
竿から一式そろえるところなら、釣り道具の選び方で買う順番を解説しています。





