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バーベキューのガスコンロ|炭との違いと選び方の基準を解説

バーベキューのガスコンロ|炭との違いと選び方の基準を解説

売り場のバーベキュー用ガスコンロは、カセットガスを1本差し込むタイプと、家庭用と同じLPガスボンベにホースでつなぐタイプが、同じ棚に並んでいます。見た目は似ていても、選ぶときに最初に決まるのは燃料の供給方式で、ここで火力の上限と使える気温、1回あたりの燃料の手配まで変わります。

日本のカセットガスは内容量250gが標準で、主成分のブタンは気温が下がると気化しにくくなるため、真冬の屋外では同じ機種でも火力が落ちます。

反対に大人数で長時間焼くなら、ボンベを何本も交換するより接続式のほうが手間が少なくなります。

本記事では、燃料方式の違い・タイプ別に向いている人・kW表示とゴトク幅の読み方・使ったあとの手入れを解説します。

アウトドア一歩 編集部

アウトドア一歩 編集部

「アウトドア一歩」は、釣り・登山・雪山・海辺・BBQ・観察・クマ対策・ポータブル電源まで、アウトドアの道具選びを用途別にまとめるメディアです。メーカーが公式に公開している仕様を確認したうえで、何を見て選べばいいのかを整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

バーベキューのガスコンロは燃料の供給方式で決まる

カセットガス式は、コンビニやホームセンターでも買える250gのボンベを本体に差し込んで使う方式で、持ち運びと片付けがいちばん楽です。ただしボンベ1本で燃やせる時間には限りがあり、メーカーは強火で1時間前後といった目安を公表していますが、これは室温や使い方の条件つきの数値なので、風の強い屋外や寒い時期には短くなります。

LPガスボンベ接続式は、調整器(レギュレーター)とガス用ゴム管を介して、プロパンが入った容器につなぐ方式です。

カセットガスの主成分であるブタンの沸点はおよそマイナス0.5℃で、気温が一桁になると缶の中で気化が追いつかず火力が落ちますが、プロパンの沸点はマイナス42℃前後なので、冬でも安定して燃えます。

そのぶんボンベは重く、容器の入手や充填を扱う販売店との手続きが必要になるため、年に1〜2回のバーベキューには過剰です。

寒い時期にカセットガス式を使いたいなら、ブタンにイソブタンやプロパンを混ぜた寒冷地向けのボンベが売られています。ただし機種によって使えるボンベが指定されているので、本体の取扱説明書に書かれた適合ボンベ以外は入れないでください。

ガスコンロのタイプは3つに分かれる

カセットこんろ+グリルプレート

鍋物にも使う一般的なカセットこんろに、焼肉用のプレートを載せて使う組み合わせです。

1台で通年使えるので出番が多く、テーブルの上で数人が囲む規模には十分です。

注意したいのは、こんろの寸法を超える大きな鉄板や網を載せないことで、はみ出した金属が熱を返してボンベを加熱すると破裂の危険があります。

付属品か、その機種向けに指定されたプレートの範囲で使ってください。

カセットガス式のバーベキューグリル

焼き面が横長で、ボンベを本体側面や脚部に収めるタイプです。

プレートとボンベの距離を離す構造や、熱をさえぎる板を挟む構造が採られていて、焼き面の広さと携行性の折り合いが良いところにあります。

ふたが付いた機種なら、厚みのある肉に熱を回す使い方もできます。

LPガス接続式のガスグリル

脚付きの据え置き型で、庭やキャンプ場に置いて使う大型機です。

バーナーが複数あって焼き面を場所ごとに強弱で使い分けられるものが多く、10人規模でも火力が落ちません。

反対に、車への積み下ろしと保管場所を先に考えないと持ち帰ってから困ります。

人数と場所で見るバーベキューコンロの適性

タイプ燃料と特徴向いている人
カセットこんろ+プレートカセットガス。1台で鍋にも使え、収納も小さい2〜4人。ベランダや公園のテーブルで年数回だけ焼く人
カセットガス式グリルカセットガス。焼き面が横長で、ボンベと火の距離を取る構造4〜6人。車で運んで河原やキャンプ場で使う人
LPガス接続式グリルプロパン。火力が落ちにくく、冬も安定して燃える6人以上、または庭に置いたまま毎月使う人

向かない組み合わせもはっきりしています。

徒歩や電車で現地へ向かう人に据え置き型は無理があり、逆に毎週末に大人数で焼く人がカセットガス式を選ぶと、ボンベ代と交換の手間が積み上がります。

炭火の香りや、遠火でじっくり焼く感触を目的にしている人は、そもそもガスでは満足しにくいので、バーベキューの炭の選び方で解説している黒炭と備長炭の違いを見てから決めたほうが早いです。

カタログの火力表示とゴトクの実寸を読む

火力はkW(キロワット)で書かれています。

1kWはおよそ860kcal/hに相当するので、家庭のガスこんろの強火が3kW台と考えると、数字の大小が体感に結びつきます。

ただしバーベキューグリルはバーナーが複数あるため、合計値だけを見ると1口あたりの火力を読み違えます。

表記が合計なのか1バーナーあたりなのかを確かめてください。

もう1つ確かめるのは焼き面の実寸です。

カタログの「4人用」という表記は目安にすぎず、実際に何を焼くかで必要な面積は変わります。

厚切りの肉と野菜を同時に並べるなら1人分でおよそ手のひら2枚ぶんの面積を見ておくと、焼き待ちが出にくくなります。

カセットこんろに市販の網を組み合わせる場合は、本体からはみ出さないサイズを選ぶ必要があるため、バーベキュー網の選び方でサイズと線の太さの見方を解説しています。

鍋も使うつもりなら、ゴトクの内側の径と、載せられる鍋の最大径も見ておきます。プレートを外して鍋を掛ける前提の機種と、プレート専用でゴトクが浅い機種があり、後者に大きな鍋を載せると不安定になります。

買い間違いは風とボンベまわりで起きる

屋外で最初につまずくのは風です。

ガスの炎は炭火より軽いので横風にあおられやすく、風防のない機種を河原で使うと火力が出ないまま燃料だけ減ります。

風防が付属するか、別売りのウインドスクリーンを本体に合わせて使えるかを買う前に確認してください。

ただし風防で囲みすぎると熱がこもってボンベが加熱されるので、取扱説明書に書かれた囲い方を守ります。

安全表示も見ておきます。

家庭用のカセットこんろとカセットガスボンベは消費生活用製品安全法の特定製品で、PSCマークの表示が義務づけられているため、マークがない製品は避けてください。

ボンベは本体メーカーが指定したものを使い、他社製の安価なボンベを差し込むのは、寸法や圧力が合わない場合があるので勧められません。

そして絶対にやらないでほしいのが、テントの中や車の中、ガレージのような囲われた場所での使用です。

ガス燃焼でも一酸化炭素は発生し、中毒は自覚しにくいうちに進みます。

雨をしのぎたいなら、屋根の下ではなく風下側が開いたタープの端で、周囲が開けた場所を選んでください。

食材を待たせるあいだの温度管理には、クーラーボックスの選び方で解説している容量の考え方が役に立ちます。

使ったあとの手入れと消耗品の目安

ガス式が炭火より楽なのは火起こしと消火ですが、油汚れは同じように出ます。

プレートと受け皿は使うたびに洗い、焦げが残ったまま重ねると次回に匂いが移ります。

バーナーの穴に油が固まると炎が偏って焼きムラになるので、冷めてから穴の詰まりを見ておくと長く使えます。

LPガス接続式では、調整器とゴム管が消耗品です。

ゴム管は表面に使用期限が刻印されているものがあり、ひび割れや硬化が見えたら期限内でも交換してください。

取り付けはバンドで根元まで確実に留め、シーズン初めには石けん水で継ぎ目の泡漏れを確かめる習慣にすると安心です。

ボンベの保管は、直射日光の当たらない、40℃以上にならない場所が基本です。

車のトランクに入れたまま夏を越すのは危険なので、使い終わったら家の中の涼しい場所へ移してください。

残ったボンベは次のバーベキューまで使えますが、缶の錆やへこみがあるものは使わずに、自治体の案内に沿って処分します。

持ち帰る食材の冷やし直しに使う保冷剤も、種類で持ち時間が違うので、保冷剤の種類と選び方でハードとソフトの違いを解説しています。

よくある質問

炭とガス、初めてのバーベキューにはどちらが向いていますか

火起こしと後片付けの手間を減らしたいならガスです。

着火が確実で、途中の火力調整もつまみで済み、灰の処理も出ません。

炭火の香りや遠赤外線での焼き上がりを目的にするなら炭ですが、着火剤と火消し壺、灰の持ち帰りまで一式が必要になります。

カセットガスは何本用意すればいいですか

メーカーが公表する燃焼時間の目安は、規定の条件で測った数値です。

屋外では風と気温で短くなるので、目安から計算した本数に予備を1本足しておくと安心です。

気温が10℃を下回る時期は火力が落ちて時間も伸びにくいため、余裕を多めに見てください。

冬のバーベキューでもガスコンロは使えますか

使えますが、ブタンだけのボンベでは気化が追いつかず火力が落ちます。

イソブタンやプロパンを混ぜた寒冷地向けのボンベに替えるか、プロパンを使うLPガス接続式を選ぶと安定します。

ボンベを湯で温めるような加熱は破裂の危険があるので行わないでください。

ボンベを本体に内蔵する一体型は危険ではありませんか

指定されたボンベを使い、指定より大きいプレートや網を載せず、風防で囲みすぎないという条件を守る前提で作られています。

危ないのは、機種の想定を超えた使い方です。

本体の外にボンベを置く分離型は熱源との距離を取りやすいので、大きな焼き面が必要なら分離型を選ぶという判断になります。

まとめ

バーベキュー用のガスコンロは、人数と使う場所が決まれば燃料方式でほぼ絞れます。

数人で年に数回ならカセットこんろにプレートを組み合わせるのが無駄がなく、車で運んで4〜6人で焼くならカセットガス式のグリル、庭に据えて大人数や冬にも使うならLPガス接続式が合います。

火力のkWは合計値か1バーナーあたりかを確かめ、焼き面の実寸とゴトクの径も併せて見ておくと、届いてから焼き待ちが出る失敗を避けられます。

ぜひ本記事のタイプ別の比較表と、風防・PSCマーク・ボンベ保管という3つの確認点を参考に、自分の人数と場所に合う1台を選んでください。

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